妊娠中は、ママの体調面だけではなく食事面でも気を遣うもの。というのも、食べたものがママと胎児の両方に大きく影響が出てくるためです。けれど、出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなるので、「妊婦のうちに外食を楽しんでおこう!」と思う女性も多いのではないでしょうか?
今回は、妊婦が外食時に気を付けるポイントをはじめ、おすすめのメニューについてもご紹介していきます。
妊婦の外食にはどんなお店・席ならOK?
妊婦の外食はだめ?と悩んでいる人もいるかもしれませんが、リフレッシュも兼ねて外食を楽しむのは精神的にもいいことです。ただし、妊婦でもリラックスして楽しめるお店・席がおすすめです。お店選びで注意しておきたいポイントを見ていきましょう。
ゆったりと座れるスペースがあるお店
妊婦さんにとっては、ずっと立ったままだったり、狭い席で長時間過ごしたりすることはおすすめできません。ただでさえ身体を重たく感じ、疲れやすい時期です。おなかが張って、胎児に負担がかかってしまう恐れがあります。例えば掘りごたつや座敷など、足を延ばせたり身体の体勢を変えたりしやすい席だと、長時間の滞在でも身体への負担が軽くなります。
エアコンがきき過ぎない席で
女性の身体には冷えがよくないといいますが、特に妊婦さんは冷えやすいといわれています。身体のむくみなどの原因にもつながりますので、できるだけエアコンが直接当たらないような席を選ぶといいでしょう。また冬の時期などは、出入り口付近は風通しがよく肌寒く感じるでしょう。ひざ掛けを持参して足元を冷やさないよう注意するのも大切です。
全席禁煙のお店を選ぶのがベター
妊婦の時期は特に受動喫煙には注意したいです。今では禁煙席のほうが主流となってきていますが、しっかりと分煙されていないお店もあります。できれば全席禁煙がベターですが、難しければ、きちんと分煙がされていて受動喫煙の恐れがない店を選ぶといいでしょう。
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妊婦の外食時のおすすめメニューと栄養素
妊婦の外食時には、口にする食品にもちょっとした注意が必要です。食べやすいおすすめメニューや、妊婦が摂取したい栄養素についてご紹介します。
葉酸が含まれる食材を使ったサラダ類など
葉酸は、妊娠中・授乳中など、積極的に摂取することが推奨されている栄養素です。サプリメントで毎日摂取している人もいるかもしれませんが、外食時にも摂取できるのであればうれしいですよね。例えば、モロヘイヤ・ブロッコリー・枝豆・菜の花などは葉酸が多く含まれています。サラダ・温野菜などのメニューがあれば積極的に食べてみましょう。
鉄分がとりやすい煮物や炒め物
妊娠中は胎児に血液をたくさん送ることになります。普段は特に問題なくても、妊娠中に貧血になってしまったという人もたくさんいるのです。例えば、アサリやカツオなどの魚介類を使った炒め物、ひじき・ほうれん草などの煮物類、小松菜の炒め物などで鉄分を摂取するのもいいでしょう。
レバーもおすすめですが、妊婦が摂取しすぎると、胎児に奇形を起こす可能性が高くなる。といわれています。ただ、1回口にしただけではそれほど心配する必要はないでしょう。レバーは時期を配慮して食べるようにするといいですね。
カルシウムを多く含んだ乳製品類や小魚類を使った料理
カルシウムは牛乳やヨーグルトといった乳製品をはじめ、いわし・しらす干し・ししゃもなど小魚からも豊富に摂取することができます。メインの食材となり得るものではありませんが、含まれるメニューがあれば注目してみてください。小魚類など、普段からあまり食べる習慣がない人こそ、外食時に食べてみることがおすすめです。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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