おもちゃは全部独り占め。独占欲の強い子どもへの対処法

子どもの独占欲
友達と遊んでいても、おもちゃを独り占めしてしまう。友達におもちゃを貸してあげることができない…。子どもが2歳頃になると、こんな場面に出くわすことが増えます。
独占欲が出てくることは成長の証だと捉えることもできます。しかし、自分の子どもは必要以上に独占欲が強いのかな?このままで大丈夫なのだろうか?と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では独占欲が強い子どもにはどういう特徴があるのか、独占欲の強さが出てしまった際の対処方法についてお伝えします。

独占欲が強い子どもの行動理由は?

ひとり占め
なぜ、子どもは2歳頃から独占欲が強くなるのでしょうか?

例えば、おもちゃを独り占めする、自分が使っているものを他人が触ると怒り出すという行動は、一概に独占欲が強いということではなく、ごくごく自然にあることで、誰でも経験する成長過程だと言われています。
また、子どもに独占欲が出てくる理由が分かれば、親の不安も軽減することが多いはずです。

独占欲が出てくるのは自我の現れのひとつ

子どもは2歳頃から徐々に自我が芽生え始め、自己主張をするようになります。イヤイヤ期が始まり、親を困らせる言動をしはじめるのもこの時期からでしょう。
おもちゃを独り占めにする、他人におもちゃを貸さないなど、はたから見れば一見、独占欲が強いように見えてしまいます。

しかし、これは特に独占欲が強いというわけではなく、自分のしたいことを邪魔してほしくない。今自分は、これで遊びたいの!という主張の現れだと言えるのです。

2歳頃は「みんなで遊ぶ」ことはまだ難しい

自分の主張が出てきたばかりの時期は、他の子と遊ぶことや譲ること、譲ってもらうことは上手にできません。なぜなら、まだ「友達を一緒に遊ぶこと」を覚えていないからです。
2歳頃までは、同じ空間に他の子がいたとしても、一緒に遊んでいるという感覚はまだありません。同じ空間を共有しているだけで、それぞれが好きなように遊んでいるだけなのです。
そのため、この年頃の子どもには、おもちゃを譲り合って仲良く遊ぶことはなかなか難しいかもしれません。

2歳すぎから少しずつ人とのやり取りを覚えていく

子どもは2歳を過ぎたあたりから、人と関わることで、徐々に「自分のもの」「他人のもの」「貸してあげる」「貸してもらう」ということを覚えるようになっていきます。みんなと仲良く遊べるようになるには、3歳頃からできるようになると言われています。

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独占欲が強い子どもとの関わり方や成長の促し方

一人で遊ぶ
2歳頃の子どもが示す独占欲は成長過程の一環で、誰にでも等しく訪れるものですので、過度に心配する必要はありません。むしろ、この時期にしっかりと子どもの独占欲と関われば、友達と仲良く遊ぶのを覚えてもらうことができます。

以下に、子どもの独占欲との上手な関わり方、成長の促し方についてお話しましょう。

まずは自分が遊びたいもので自由に遊ばせてあげる

子どもは最初から友達と一緒に遊ぶことはせず、1人で遊ぶことを覚えた後に友達と遊ぶことを覚えていきます。そのため、まずは1人で十分に遊ばせてあげることが大切です。
ただ、1人遊びを楽しんでいる最中に、他人が遊びに加わってしまうことがある場合、必要以上におもちゃを独占したがる、敵意をむき出しにするといったことも起こりかねません。
1人で十分に遊んだ子どもは友達と遊びたくなるものですので、最初のステップとしては、好きなだけ好きなもので遊ばせてあげましょう。

「自分のもの」と「他人のもの」を区別する練習をする

友達と一緒に遊べるようになってきたら、「自分のおもちゃ」「他人のおもちゃ」などを区別して考えられるようになってきます。この時には、親が積極的に子どもに対して「これは○○ちゃんの△△だよ」「これはお母さんの△△だよ」「これはお父さんのだね」などと声掛けをしてあげるようにしましょう。

また「お母さんの△△を貸してあげるから、○○ちゃんの△△を貸してね」というようなやり取りを通して、人との関わりを覚えてきます。さらに、貸す時には「どうぞ」。貸してもらった時には「ありがとう」という声掛けも、覚えられるようにしておくと良いですね。

周りの大人はゆっくりと構えて待ってあげることが大切

子どもに独占欲が出てくると、親としてはどうしても「これは良くないことだ」「しつけなければ」と心配になりがちです。しかし、子どもにとって他人との関りは、日々の生活や経験を通じて少しずつ覚えていくものなので、焦る必要はありません。
2歳頃の子ども場合は、まずはゆっくりと構えて思う存分好きなように遊ばせてあげることからはじめましょう。

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