イライラ叱りをやめる! 子どもとの向き合い方
「怒り」は人間の自然な感情であり、無理に押し殺したり否定したりすると、かえってストレスがたまり、よくない状況になりかねません。自分の「怒り」の源は何なのか、真の感情を認めて、怒るべきところは怒り、怒らなくてよいところは怒らないでいられるようにするのが、アンガーマネジメントです。「怒り」を否定せず、子どもと向き合う方法を考えてみましょう。
子どもの目線で向き合う
子どもを叱るとき、まずはしゃがんでください。子どもの目線に合わせ、物理的にしっかり向き合うことは大切なことです。イライラ叱りがエスカレートするとき、立って怒っていませんか。子どもを見下ろしていては、表情も見えませんし、子どもは畏縮するばかりです。自分の「怒り」の源を探るのと同じように、子どもがなぜ、そうしたのか、子どもの目線で考えてみてください。子どもの「怒り」やかんしゃくにも、本当に理解してほしい感情が隠れているかもしれないのです。
子どもと一緒にリラックスする時間を作る
イライラが高じるのは、心身ともに緊張にさらされてストレスがたまった結果かもしれません。意識的に、子どもと一緒にリラックスする時間を作ることをおすすめします。時間を気にせず昼間からゆっくりお風呂に入ったり、家事を休んで絵本を読んだり、音楽を聴いたり、とにかく楽しい時間を過ごすことです。子育ての中のうれしく楽しい時間を積み重ねることで、ポジティブなイメージが定着し、不安や恐れに飲み込まれずにすみます。
おわりに
アンガーマネジメントは、「怒り」をコントロールする手段です。子育て中には、うまくいかないことや困ったことが山積みで、イライラすることもたくさんあります。それでもなんとか自分の気持ちと折り合いをつけてやっていくしかありません。疲れているかな、と感じたら、心と身体に休息を。すぐに試せるテクニックを使って、イライラ叱りを少しずつでも減らしていきましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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