保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
トイレでおしっこができるようになったら、次は「うんち」です。おしっこはうまくいったのに、うんちはトイレでしたがらないと悩んでいる方も多いかもしれません。うんちトレーニングがうまくいかなくて、不安や焦りでイライラしていませんか?そこで今回は、うんちトレーニングをスムーズに進めるトレーニングのポイントをご紹介します。
うんちトレーニング開始前の事前準備とは?
おしっこがトイレでできたらすぐに、次は「うんち」だと意気込んでいませんか?しかし、うんちトレーニングを始めるのであれば、事前準備をしっかりとしておくことが大切です。うんちが出そうなタイミングの見極めをし、おまる・補助便座や踏ん張るための足場を準備しておきましょう。
わが子の「うんちの合図」を把握していますか?
うんちトレーニングで大切なのは、「トイレでうんちができた」という成功体験です。そのためには、子どもがうんちをするタイミングでトイレに連れて行けるかどうかがポイントとなります。うんちの合図は、何かにしがみついていきむ子、部屋の隅や隣の部屋に移動する子、急に動きがストップする子などがいますが、皆さんのお子さんはいかがですか?うんちトレーニングに進む前に、一度子どもをじっくりと観察して、どんな合図を出しているのか見極めましょう。
子どもが「うんち」をしやすいトイレ環境ですか?
おしっこがトイレでできるのに、うんちができないのはトイレ環境が子どもに合っていないのかもしれません。うんちを出すには踏ん張る必要がありますが、子どもは足が地面に届かないので踏ん張ることができません。子どものお尻が落ちないように補助便座を用意する家庭は多いですが、実は、足元も補助が必要なのです。足を地につけて安定できるように、足台を用意しておきましょう。
失敗してもいいという心構えが大切です!
何よりも重要なのは、「トイレに行くことを嫌がらせない」ということです。うんちトレーニングを始めた途端に、おしっこもできなくなったという話を聞きますが、失敗したときに怒っていませんか?その行為は、子どもに「トイレに行く=怒られる」という間違った定義を植え付けてしまうので、行きたくなくなるのです。うんちトレーニングは、親の方こそ「失敗してもいいのだ!」という心構えを持って取り組むことが大切です。
合わせて読みたい
トイレ以外でうんちをしたときの対処法
うんちトレーニングを始めると、トイレでできなかった場合に責めてしまうことありませんか?それは、全くの逆効果です。責めてしまうと、トイレに行くのが嫌だという気持ちにさせてしまい、トレーニングがスムーズにいかなくなる原因になってしまいます。失敗もうんちトレーニングの一環として、「褒めて伸ばす」ということを意識しましょう。
オムツ・パンツでしてしまったときは?
遊びを優先してオムツ・パンツにもれてしまうことはよくあります。もし、自分からうんちが出たと教えてくれた場合は、次は「出る前に教えてね」という声かけと同時に、「うんちが出たことを教えてくれたこと」を褒めてあげましょう。また、トイレに行ったけども、間に合わなかったという場合もありますよね。そのときもトイレにちゃんと来たことを褒めてあげましょう。
トイレに行ったのに出なかったときは?
最初はうんちが出なくてもいいのです。一度成功したのに、次からできなくなったということもあります。それでも、「うんちが出そうになったからトイレにきた」「うんちが出そうだと教えてくれた」ということを褒めましょう。うんちトレーニングの時期は、何度もトイレに行きたがることがありますがそれに付き合ってあげることが大切です。
隠れてオムツ・パンツにするようになったときは?
元から隠れてするタイプではなかった子が、トレーニングを始めてから隠れるようになることはよくあります。これは、「うんち=オムツ・パンツでしてはいけない」と認識できているということです。トイレに行くことに不安やプレッシャーを感じているのかもしれません。トイレに誘っても行きたがらないときはうんちトレーニングを一時中断することも大切な決断です。
合わせて読みたい
2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。