デメリット
低体温に陥るリスクがある
赤ちゃんは子宮の中にいたときの温度と、生まれて外に出てきたときの温度の変化についていけないため、しっかりと温度管理をしないと低体温に陥る可能性があります。
そのため、出生後のことを考えて空調の管理を万全にしておく、カンガルーケアが始まったらタオルなどで赤ちゃんを保温させる、カンガルーケアを行う時間を長くしない、などの正しいやり方が求められます。
低体温になると発育に影響が出る恐れがあるため、赤ちゃんの体温が少しでも低いと感じたらカンガルーケアを中断させましょう。
異常の発見が遅れる可能性
カンガルーケアを行う前に、医師によって赤ちゃんの体内に残っていた羊水で呼吸を詰まらせていないかどうかなどの呼吸の異常について、確認してからカンガルーケアが行われますが、赤ちゃんの心肺機能や呼吸機能は未熟な状態で、カンガルーケアを行っている最中に赤ちゃんの呼吸が乱れないともいえません。
赤ちゃんの状態をチェックする医師がそばにいないときは、産後の疲れたママは細心の注意を払えないこともあると思うので、必ず誰かがそばにいるようにしてもらいましょう。
落下事故を招く危険性
医師や看護婦による、万全なサポートのうえでカンガルーケアは行われますが、ベッドに寝た状態で赤ちゃんを抱きかかえるので、しっかりと赤ちゃんを支えていないと落下してしまう危険性があります。
退院後に自宅でも行うのであれば、なおさら細心の注意を払って誰かのサポートを借りて行うようにしましょう。
おわりに
カンガルーケアを行わなくても、赤ちゃんとスキンシップを取ることは可能ですが、産後すぐに肌と肌で触れ合えることは、とても貴重な体験の一つでもあるといえます。カンガルーケアを行うか迷うときは、病院に相談し、十分に理解したうえで行うかどうかの判断をするようにしましょう。
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