妻の妊娠にうれしい気持ちはあっても、妊娠初期はママの見た目が変わらないのでパパに実感が湧かないのも無理はないかもしれません。しかし妊娠した女性の体は出産へ向けて急激に変化し続けています。何の予備知識もない男性が適切な配慮をするのは難しいことです。それならばおなかで子どもを必死で育んでいるママのために必要となる知識はしっかり得ておきましょう。
赤ちゃんのことを妻任せにしない
「出産・育児は女性の仕事であって、男は外で稼いでいればそれでいい」。あえて口には出さなくても、それが本音な男性は意外と少なくありません。しかし子どもは夫婦2人のものですし、人を一人育てるのは大変な仕事です。ママの仕事だからと任せきりにせず、積極的に関わっていきましょう。
妊娠・育児についての情報収集を積極的にする
産院探し、妊婦の体の知識、赤ちゃん用品の選定から育児・保育園についてなど、妊娠すると何かと情報収集が必要になります。ママはパパと相談しながら決めたいのに無関心な態度を取られてしまうと、2人の赤ちゃんなのに興味がないの?と不安になってしまいます。一緒に情報を得ることは、初めての妊娠・出産に不安でいっぱいのママの心に寄り添うことにもなります。
妊婦健診や母親教室に一緒に行く
ママの体や赤ちゃんに対する関心があることをアピールするには、妊婦健診や母子教室(両親教室)などに一緒に行くのがおすすめです。病院に一緒に行くことで、子どもが生まれてくるイメージも湧くことでしょう。産婦人科に行くのは敷居が高く感じられるかもしれませんが、仕事の都合がつくときだけでも2人で行くことでママは喜ぶはずです。また、病院への送り迎えも積極的にしてあげましょう。
夫婦で赤ちゃんについて会話をする
赤ちゃんについて一緒に会話をすることで、ママは自分も大切にされているように感じます。ママのおなかをなでてみたり、おなかの赤ちゃんに話しかけてみたりと、誕生を待ち望んでいる気持ちを表現できれば言うことはありません。それに、出産やその後の育児に対して不安もあるのはパパもママも一緒です。いろいろな思いを話し合いで共有できるのが夫婦として理想的です。
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できないと言わず、家事は率先してやる
個人差はあるもののつわりに苦しむ妊婦さんが多いのが妊娠初期です。このつわりというものがパパにはなかなか理解できないために夫婦間のトラブルが起こりやすくなります。つわりのひどい妊婦さんは1日中船酔いしているようなものです。この時期ママができない家事はパパが率先して取り組みましょう。
できることは自分でやるようにする
日頃から家のことは全て妻に任せて、自分の靴下さえどこにあるのか分からない状態になっていませんか?ママはつわりのせいで朝起きたくても起きられないのかもしれません。そんなとき、家事をしないことに不満そうな態度を取ったりせず、大丈夫だから寝ていていいよ、と言える心の余裕を持ち、最低限自分のことだけでも自分でやるよう意識しましょう。
簡単な家事だけでもパパの担当にする
主体的に苦手な家事をするパパの気持ちは素晴らしいですが、神経質なママには「逆に汚れるから何もしないで!」などと怒られるかもしれず、難しいところです。ゴミ捨てや匂いの気になるものを片づけるなど、ごく簡単な家事をパパの担当にするだけでもママの負担を減らせるのでおすすめです。特に、お風呂掃除はパパにやってもらえるとうれしいママが多いようです。
ママの体調を気遣ってまめにいたわる
つわりがつらく流産のリスクも高い妊娠初期のママに対し、パパにできることは体調を常に気遣ってあげることです。「そんなに重いもの持っちゃダメだよ」「これは俺がやるから大丈夫、休んでいて」など、大切にされる言葉がうれしくない妊婦さんはいません。言葉だけでなく重いものは率先して持ったり、体をねぎらってマッサージしたりすると喜ばれます。
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仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
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