この間買った洋服がすぐに小さくなってしまって・・・。と愚痴をいいつつ、日々成長するわが子を見るのはうれしいものですね。背が伸びる時期には個人差があります。しかし少しでも多く子どもの身長を伸ばしたい。そのためにはどんな食べ物が効果的なのでしょう?また食事だけで摂取するのが難しい場合のオススメのサプリメントもご紹介します。
身長が伸びる仕組みと必要な栄養素を知ろう
身長を伸ばすために「牛乳を飲みなさい」といわれたことはありませんか。これは、牛乳にカルシウムが多く含まれるためです。ではカルシウムさえとっていれば身長は伸びるのでしょうか?ここでは身長の伸びる仕組みやそのために必要な栄養素についてわかりやすくご説明します。
身長が伸びる=骨端軟骨が成長する
簡単にいえば、身長が伸びるのは、骨が成長するからです。骨の成長する部分のことを「骨端線(こつたんせん)」といいます。「骨端線」は骨と骨の連結部分にある、やわらかい軟骨組織です。骨が未熟な幼少期にはこの軟骨部分が広く、成長とともにその部分は狭くなり、成人すると骨端線は閉じて骨=身長は伸びなくなるのです。
骨の成長に関わる三つのホルモン
骨の成長には三つのホルモンが大きく関わっています。骨の成長を促すのは「成長ホルモン」と「甲状腺ホルモン」です。成人になったとき骨を成熟させるのが「性ホルモン」。これらのホルモンの分泌に異常があると骨の成長がうまくいかず身長が伸びません。ホルモンの分泌には質のよい睡眠とバランスのよい食生活が大切です。
骨の成長に必要な栄養素をとろう
骨の成長やホルモンの分泌に必要な主な栄養素は三つ。骨や筋肉を作る『タンパク質』、骨の主成分である『カルシウム』、そしてホルモンの分泌を促すのに必要な『亜鉛』です。これらは単独でいくら摂取しても体に吸収されません。ほかの栄養素とともにバランスよく摂取することで効率よく体に取り入れることができるのです。
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具体的にどんな食べ物が身長を伸ばす?!
さて、骨の成長の仕組みとそのために必要な栄養素はわかりましたか?では実際にどのような食べ物を食べれば子どもの身長を伸ばすことができるのでしょうか。また、栄養を効率よく体に取り入れる組み合わせをご紹介します。
『タンパク質』には「ビタミン」「ミネラル」
・タンパク質→肉や魚、豆類(豆腐、納豆、きなこなど)、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)、卵
・ビタミン、ミネラル→果物(みかん、りんごなど)、緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草、ピーマンなど)
成長期の子どもは大人より多くのタンパク質を必要とします。タンパク質は骨の成長だけでなく筋肉や血液を作るためにも必要です。しかしタンパク質を多く含む食品には脂質も多いため、食べ過ぎには注意。タンパク質の摂取を助けるビタミンやミネラルを合わせてバランスよく摂取できるように工夫しましょう。”
『カルシウム』には「マグネシウム」
・カルシウム→乳製品、小魚(しらす・干しエビ、ししゃもなど)、葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)
・マグネシウム→豆類、ナッツ類(アーモンド・落花生など)海藻(ひじき・青のりなど)
カルシウムは骨の主成分であり、骨を強くするのにとても大切です。マグネシウムとともに摂取することでその効果はさらにアップします。
骨の成長には欠かせない『亜鉛』
・亜鉛→カキ、納豆、豚レバーなど
亜鉛は骨の成長に直接影響する栄養素ともいわれています。背の高い人は低い人に比べて体内の亜鉛含有量が高いという調査結果もあるそうです。また、亜鉛は激しい運動や精神的ストレスなどで多く消費されます。極端に不足すると貧血や記憶力の低下、発育不全などの症状がでることもあります。”
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小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
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