産後に訪れる「産後ハイ」の特徴・原因・予防法まとめ

出産を終えて一安心･･･。しかし「産後ハイ」という言葉を聞いたことはないですか？マタニティハイという言葉もありますが、妊娠中ではなく出産後に症状が現れるのが産後ハイです。実は産後ハイになると周りから面倒な人だと思われてしまうことが多い厄介なものです。今回は産後ハイとは何か、特徴と原因・対策をまとめました。

ややこしい産後ハイの特徴とは？

産後ハイとは、産後の達成感や安堵（あんど）感からハイテンションになり、その状態が続くことです。おおよそ3カ月ほど続く産後ハイですが、知らなければ赤ちゃんや家族にも影響が起こるかもしれません。そのためには、まず産後ハイの特徴を知るところから始めましょう。

疲れているはずなのに眠れない

長い妊娠生活、陣痛そして出産し、疲れが蓄積されているのよく眠れなかったという経験はありませんか？それは産後ハイによる特徴の一つで、出産によって気分が高揚しアドレナリンが多く分泌されるためなんです。出産を終えたママにとって睡眠はとっても大切です。睡眠不足が続くと産後うつなどの原因にもなってしまうので、無理せず身体を休めることを第一に考えましょう。どうしても眠れない場合は病院から睡眠導入剤を処方されることがありますが、自分でもリラックスできる環境を作ることも大切ですね。

感情的に「変わった名前」を名付けてしまう

産後ハイの興奮した状況で赤ちゃんの名前を考えると、変わった名前を付けてしまうときがあります。興奮状態のときは良くても、落ち着いて考えると「あれ、ちょっと変かしら？」と後々になってふに落ちない、なんてこともあります。名前は親から子どもへの初めての大切な贈り物です。だからこそ、後悔しないよう事前に候補を挙げておくなどの対策が必要です。

出産や育児の武勇伝を話したがる

出産というのは、どんな状況であれ大変な出来事に違いありません。産後ハイになると自分の出産がどんなに大変だったか、いかに自分が頑張ったのかをどうしても他の人に知ってほしくなってしまうんです。産後ハイの興奮状態で一生懸命話してしまうと、聞いている人にとってはちょっと面倒ですよね。自分の出産だけでなく、周りに「結婚しないの？」「子どもは作らないの？」と意味なくせかしてしまい、嫌な思いをさせてしまうこともあります。婚活や不妊治療中の友人が聞いたら不愉快になるかもしれません。「たくさん話してごめんね」と謝ることができるように、まず自分が産後ハイについて知っておくこと、気づくことが一番の対策といえるかもしれないですね。

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「産後ハイ」になるのはなぜか？

厄介な症状ばかりの産後ハイですが、「あ、そうだったんだ･･･」と後々気づく方のほうが多いようです。産後ハイの症状は産後すぐから3カ月程続きますが、そもそも産後ハイの原因は何にあるのでしょうか？その原因はママになる過程と経過にありました。

妊娠や出産での女性ホルモンの変化

ママの身体で妊娠中に増えた女性ホルモンは、産後急速に減少していきます。そして母乳を作るためにまた違う女性ホルモンが増えていきますので、妊娠中から産後のママの身体はとっても大忙し。この女性ホルモンの変化のせいで、自律神経が乱れてイライラやネガティブになるなど気分に浮き沈みが出るようになってしまっているのです。

妊娠や産後の身体の変化による影響？

妊娠中に赤ちゃんの成長に合わせて大きくなった子宮や、その周りの筋肉・骨盤などが産後は元の身体へゆっくり戻っていきます。ママの身体は女性ホルモンだけでなく、身体にも大きな変化があるのです。この身体の変化が、産後の不安定なママの心にも影響し、産後ハイの原因の一つにもなっていると考えられています。

妊娠中からの睡眠不足や疲労による影響

妊娠中はあまり休めず、産後は赤ちゃんのお世話でフル稼働というママたちはたくさんいると思います。特徴の紹介でもありましたが、眠れないからといって無理をするのはよくありません。妊娠中や産後の疲れがとれず、睡眠が不十分だと産後ハイの原因になってしまいます。しかし、慣れない生活のなかで十分な休息をとることはなかなか難しいですよね。ですから、家族や周りの人を頼って、ゆっくり休める時間を作るなど工夫をしてみましょう。

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