胸の痛みがひどい場合の対処方法
もちろん個人差はありますが、断乳をはじめて2、3日後くらいが、ママにとってはつらい時間になるかと思います。胸が痛いまま耐えているだけでは、乳腺炎などになってしまいますので、正しいケアの方法を知っておく必要があります。
胸にたまった母乳を少しだけ出す
おっぱいが張ってつらい場合は、搾乳をしましょう。搾乳の頻度はママの母乳の分泌量や、それまでの授乳回数によってそれぞれ違いますので、「胸が痛くてつらい」と感じたら搾乳をしておくようにします。搾乳後は、ぬれタオルなどでおっぱいを冷やすとよいでしょう。この時、保冷剤を使ってしまうと乳腺がかたくなってしまうので、保冷材の使用は避けます。また、断乳中だけではなく、断乳成功のあともしばらくは母乳の分泌が続きます。断乳成功後数日は搾乳もストップをして、母乳の分泌を止めましょう。
母乳外来で診察をしてもらうのがおすすめ
あまりに胸の痛みがひどい場合や、断乳後のおっぱいのケアに不安がある場合は母乳外来を利用することをおすすめします。搾乳の仕方を教えてもらう、マッサージをしてもらうなど、専門家によるケアをしてもらえるので安心です。断乳後は、おっぱいに残った母乳をすべて絞り出すことが大切だといわれています。胸に母乳が残ったままにしておくと、次に赤ちゃんを授かった時の母乳育児に支障をきたす、胸にしこりが残ってしまうなど、ママにとって不安が残ってしまうことがあるからです。
おわりに
寝返りをうつのもつらい、断乳中の胸の痛み。なるべくスムーズに断乳するために、長期的に計画をたてることが重要です。しかし、しっかりと計画を立てて実行したとしても、赤ちゃんがストレスを感じてしまっては元も子もありません。赤ちゃん自身に準備ができていない場合は、断乳の中断も視野に入れて、親子ともに負担のない断乳を心がけましょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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