どんどん飲んで!赤ちゃんが母乳を上手に飲んでくれる方法

母乳

妊娠・出産を経て赤ちゃんとようやく会えたばかりの時期、ママが最初に悩むことと言えば母乳の悩みが圧倒的です。「母乳をたくさん作るにはどうしたらよいの?」「赤ちゃんがなかなかうまく飲めていない気がする」など、母乳が出る時期から授乳期間が終わるまで、その悩みは尽きません。赤ちゃんが元気に育つ様、たくさん母乳を飲んでもらうにはどうしたらよいのか、ポイントを押さえておきましょう。

母乳が作られる仕組み・必要なこと

母乳の仕組み
どのようにして赤ちゃんに母乳を飲ませるか、を考える前に、まず、ママからよい母乳が必要な時に十分な量が出てくるようにしておくことが大切です。では、どのようにしてよい母乳を十分な量確保するのか、以下ご紹介します。

健康的で質のよい母乳を作るには

栄養バランスのとれた食事と水分補給が大切です。アルコールはもちろん、赤ちゃんが興奮しやすくなるとされるカフェインは避けるよう心がけましょう。また刺激物となるスパイスを使用した食事(キムチやカレーなど)は母乳の味が代わりやすいため、摂取量は調整することが望ましいでしょう。偏りのないバランスのよい食事と、1日約2リットルの水分補給がおすすめです。豆製品は母乳によいと言われるので、豆乳などを積極的に取り入れることもおすすめです。

母乳をたくさん出すためのコツとは

母乳が出るためには、まず赤ちゃんにたくさん乳首を吸ってもらう必要があります。はじめからたくさん母乳が出ることは少なく、思うように母乳は出ないことに悩む場合もあるでしょう。しかし赤ちゃんに吸われることによって、母乳を作るスイッチがONになります。赤ちゃんが乳首と乳頭に刺激を与えることで、母乳作りはスムーズに進みます。

おっぱいマッサージによって外側からもケア

おっぱいマッサージは、乳房をマッサージすることで母乳の分泌を促進させるために行います。切迫早産の場合を除いては妊娠28週目からケアしておくことが推奨されます。もちろん産後にはじめても問題ありませんが、はじめは必ず助産師からやり方を教えてもらいましょう。血行の促進が良くなる入浴中に行うのが効果的です。入浴できない場合には、蒸しタオルなどで乳房を暖めるとよいでしょう。

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赤ちゃんが飲みやすい姿勢を意識!

母乳の飲みやすい位置
母乳をあげる時の姿勢は慣れるまで意外と安定しにくく、誤った姿勢を続けていると腰を痛めてしまうなど、赤ちゃんがうまく飲めない可能性もあります。
偏りなくさまざまな授乳の姿勢を行うことで、身体に一定の負担がかかることを避けるだけでなく、いろいろな角度から母乳が飲めるので飲み残しによる乳腺炎予防など、さまざまなメリットが期待できます。

授乳時の基本的な抱き方について

赤ちゃんの身体を安定して支えやすく、一般的とされる抱き方が「横抱き」です。首がすわっていないため、ママの手首で赤ちゃんの首を支え、もう一方の腕でしっかりと身体を支えます。赤ちゃんが、乳輪まで深くくわえやすい抱き方が「縦抱き」で、赤ちゃんの身体をおこし、ママの足に赤ちゃんの足をまたがらせ、正面に向き合って授乳してください。その他、赤ちゃんの身体を脇に抱えて頭だけを乳房に向ける「フットボール抱き」や、ママと向かい合って横になりながら行う「添い乳」などさまざまな授乳パターンがあります。

授乳の仕方次第でトラブルの危険も!注意点をチェック

基本的な抱き方でママがつらい姿勢になっていると、赤ちゃんも実は飲みにくい姿勢になっているケースがほとんどです。高さが合わない場合は授乳クッションを使うなど、腰に負担がかからない様工夫しましょう。そして一定の抱き方ではなく、いろいろな抱き方で授乳を行うことで、乳房にたまった母乳を赤ちゃんがいろいろな角度から飲めるので、乳腺炎などのリスク回避にもなります。

また夜泣きで眠れない日が続き体力的な負担から、添い乳が多くなってしまうケースも多く見られます。添い乳の場合は赤ちゃんがゲップをしづらい姿勢なので、飲み終わりには背中をさすり、赤ちゃんがゲップを出せる様工夫してあげましょう。なお添い乳は乳腺が曲がった状態になり母乳が詰まりやすいため、乳腺炎・乳口炎のリスクが高まるため、自分の身体の状態に合わせた授乳方法を選びましょう。

飲み過ぎにも要注意が必要です!

「赤ちゃんには母乳をたくさん飲んでほしい」「飲んでくれると安心」という思いを抱くママは多いかと思います。しかし母乳を飲みすぎることで赤ちゃんのおしっこや便の回数が多くなり、便秘・下痢の原因になってしまいます。授乳後にしっかりとゲップをさせても吐いてしまうなど、抱っこを嫌がり反り返って暴れる場合などは、母乳の飲み過ぎが考えられます。1日の体重増加量(1日25〜30g)の目安を元に適量かを判断しましょう。

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