赤ちゃんが自然と母乳を吸わなくなる「卒乳」ではなく、ママが計画的に行う「断乳」。断乳中のママを悩ませるのが胸の痛みです。母乳がたまったおっぱいはカチカチに張って、ケアを誤ってしまうと乳腺炎になってしまうケースも。このつらいおっぱいの張りは、いつまで続くのでしょうか?そのおおよその期間と、胸の張りを抑える方法をまとめてみました。
断乳を決行するタイミングはいつ?
「薬を飲まなくてはいけないので、急きょ断乳をしなくてはいけなくなった」などの理由がない場合は、断乳のタイミングをしっかりと図ることが大切です。一般的にいわれている月齢に関係なく、赤ちゃんの様子をみて断乳を計画しましょう。
赤ちゃんの離乳食や水分補給の様子をみて
離乳食が1日3回十分な量を食べることができているか、マグなどを利用して自分でしっかりと水分補給ができているか確認しましょう。それらができている場合は、母乳がなくても赤ちゃんが成長できる準備が整っていると考えられます。また、母乳を飲みすぎて食事量が少ないことが疑われる場合は、少しずつ母乳の回数を減らして様子をみてみるとよいでしょう。母乳の回数を段階的に減らすのは断乳中の胸の痛みを軽減することにもつながります。
季節や生活のリズムなども見極める
断乳をするなら、たとえマグが上手に使える赤ちゃんであっても、こまめな水分補給が必要な真夏などはなるべく避けましょう。断乳中のおっぱいは熱をおびて張りますので、そういった意味でも暑い時期になるとママもつらいかもしれません。気候のよい、過ごしやすい季節を選ぶことをおすすめします。また、生活のリズムがしっかりと安定していることも重要です。引っ越し直後など、環境の変化に対応できていない時の断乳は、赤ちゃんにとってストレスとなるかもしれませんので、避けるのが無難だといます。
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断乳の仕方を工夫することで胸の痛みを軽減
断乳中は「この痛みはいつまで続くの?」と思うことでしょう。一般的には断乳を始めてから3日目がピークだといわれており、4日目から徐々に楽になっていきます。しかし、断乳の仕方を工夫することで、胸の痛みを抑えることができます。
短い日数で断乳しなくてはいけない場合
薬の服用などの理由で急きょ断乳をしなくてはいけない場合は3日程度を目安に実行してみましょう。この場合、おっぱいは絶対にあげないという強い意志が必要です。少しでも赤ちゃんがおっぱいを吸ってしまうと、その都度母乳が分泌されてしまい、いつまでも断乳が完了しません。最初は赤ちゃんの「おっぱいが飲みたい」という要求が強く、かわいそうになってしまうかもしれませんが、母乳やおっぱい以外に赤ちゃんが関心を寄せるように工夫をして、がんばって乗り切りましょう。
1カ月計画で断乳をすると痛みが少ない?
理想的な方法は、1カ月程度の長いスパンで断乳を実行することです。赤ちゃんの食事の量を増やしつつ、母乳を与える回数を減らしていきます。食事や間食、お茶などでの水分補給がしっかりできるようになると、自然と母乳を飲む量が減ります。そうすると、ママのおっぱいも母乳の分泌を徐々に減らしていくのです。母乳の分泌が減るので、いざ断乳を実行した際にも、胸の張りや痛みがあまり感じられず、あっさりと断乳を成功させることができるかもしれません。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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