小学生もストレス時代!「心の不調」を抱え込む子どもが増加

小学生のストレス
「現代はストレス社会」という言葉は、数十年前からいわれていることですが、この波は大人のみならず小学生にも影響を与えています。特に最近では、小学生も心にストレスを抱えたり、心の不調を訴えたりすることがあります。小学生のストレスだからといって、ないがしろにしてはいけません。ここでは、小学生のストレスについてご紹介します。

子どもが抱えるストレスとは?

塾のストレス
子どもには、どのようなストレスがあるのでしょうか?ついつい大人が抱えるストレスとは比べ物にならないからといって無視をしたり、心の不調を訴える子どものことを軽く考えていたりというケースもあります。しかし、これではいけません。子どもは子どもなりに、さまざまなストレスを抱えているのです。

内閣府が実施した「平成27年版 子供・若者白書」によると小学校5、6年生で不安や悩みを抱えている割合は、なんと71.6%にものぼります。

不安や悩みを抱えている?

悩みを抱えるグラフ

不安や悩みの内訳

悩みの内訳

学校内で抱えるストレスについて考える

通っている学校内でストレスを抱えることは、十分に考えられます。よくよく考えてみると、小学生も最近は宿題や課題、さまざまな授業を行うこともあるため、仕事とほぼ変わらないような種類のストレスを抱えることがあるでしょう。また、小学校の授業の中でも総合的かつ発展的な授業をということで、プロジェクトチームを組み、他の子どもと協働しながら作業をするというケースも増えてきました。このようなことから、大人が抱えるのと同様に、課題や成績、その他人間関係に関するストレスを抱えることも増えてきています。

塾や習い事などで抱えるストレス

学校や家庭だけではなく、塾や習い事などで抱えるストレスというのもあります。特に、スポーツ関係の習い事をしていると、人間関係のトラブルが出てくることもあるでしょう。なぜなら、スポーツ分野は、ストレートに成績で序列が決まってきますので、うまく結果が出せないと、ストレスがたまるケースもあります。もちろん、テストの点数を重視する塾などでも、この傾向は当てはまるといえます。

自宅で抱えるストレスも存在する

保護者からすれば非常にショックなことかもしれませんが、最近の小学生は自宅で大きなストレスを抱えてしまうということもあります。例えば親が毒親、または祖父母が毒祖父母で精神的に負担を抱えているということも。あまりに成績や学校の順番を重視しすぎて、子どもとの対話をおろそかにしてしまってはいませんか?また、他の兄弟と順位や序列をつけてさげすんだり、あまりにもきつく叱ったりしていませんか?このことが原因で、小学生でもストレスを抱え、メンタルに不調をきたすことがあります。

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子どものストレスや爆発に予兆はある?

落ち込む小学生
子どもがストレスを抱えると、最悪の場合には「爆発」を起こし、精神科領域のケアが必要になることもあります。子どものストレスが原因となる問題には、何か「予兆」はあるのでしょうか?具体的に、子どもが発するメンタル的な危険信号をお伝えします。

目に見える身体症状が発生する

子どもは自分の抱えているストレスをうまく話すことができなかったり、立場的な問題でそれを誰かに伝えることができなかったりすることがあります。そうなると、学校や塾などに行きたくないという思いから、それが身体症状として現れてくることがあります。例えば、毎朝学校に行く前におなかが痛くなってしまったり頭痛がしたり、発熱をするというのもストレスが原因となっている可能性があります。また、アトピーやぜんそくが悪化して、学校や習い事に通うことができないというケースもあるでしょう。特に、「どこかに通う直前」にこのような身体症状が出る場合は、精神的なストレスから、身体症状に発展してしまっていることが高いため、絶対に甘く見てはいけません。

行動に変化が現れるケースもある

ストレスが原因で子どもが普段と違う行動をとるケースもあります。ストレスで徐々に正常な判断ができなくなり、性格が変わってしまっている可能性もあるのです。この場合も早急なケアや対話が必要です。またここまで来ると、専門的なケアが必要なケースもあります。具体的には、爪を噛んだり集中力がなくなったり、誰に対しても攻撃的になったり、信じられないほど「上手に」うそをつくようになったりすると危険信号です。さらに異常に残虐な行為をするようになった場合なども、心に大きな闇を抱えている可能性があるのでケアが必要です。

精神状態から心の不調は分かる?

機嫌がよい、機嫌が悪い、ということではなく、精神状況から心の不調を見分けることもある程度可能です。例えば、常日頃からずっとイライラしていたり、感情の起伏が激しくなってきたり、おねしょをするようになったり、吃音(きつおん)が出てくるようになると心の症状が出てきていることがあります。特に感情の起伏が激しく、気分の落ち込みや沈み込みがひどい場合は、早めにメンタルケアができる機関に相談することも重要です。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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