知的障害の年齢別の特徴は?
赤ちゃんの場合
知的障害は早い場合には3歳までにわかるとされています。最もわかりやすいことは泣かないということです。お母さんが一緒にいなくても、知らない人に会っても、怖いものを見ても泣きません。また、楽しいことや面白いことがあっても笑わないということも特徴的と言えるでしょう。感情を自らの中に閉じ込めてしまい、表情に出すことをしません。
成長によって改善することもあるため、あまり早い段階で決めつけしてしまうことはおすすめしませんが、発達障害の可能性も頭に入れておくと安心です。
幼児の場合
保育園・幼稚園に入園する頃になると子どもには自我が芽生え、おしゃべりをしたり、友達と遊んだりするようになります。その時期に一人でいたり、人と話す際に目を合わせなかったり、集団行動を嫌がったりする場合には、適応障害があることがあります。
また、名前を呼んでも振り向かない、触られることを嫌がる場合もこれに当てはまることがあります。知的障害児の場合、コミュニケーションの取り方がわからないという場合がほとんどです。軽度の場合は、周りの子よりも遅くとも言葉を覚えるようになります。根気よく人とのかかわり方を教えてあげましょう。
障害を持っていない子の場合は、漢字や計算を覚え始め、外で友達と活発に遊ぶ時期です。しかし、知的障害児の場合は漢字や計算を覚えること、集団で行動することはとても大変なことです。特に漢字を覚える場合、同音異義語などは混乱してしまい、より覚えることが難しくなります。また、授業中にじっとしていることができなかったり、友達と話そうにもどうにもかみ合わなかったりなど、いわゆる「空気が読めないこと」が多いとされています。
おわりに
現在妊娠している方、または赤ちゃんが生まれたばかりのお父さん、お母さん。これをご覧になっている方のお子さんが知的障害を持っている可能性は0ではありません。もし障害が発覚した際、「どうしよう」と焦らないためにも基礎的な知識は頭の隅に入れておくことをおすすめします。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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