気がつけば遅刻常習犯!「朝起きられない子ども」になっていませんか?

起立性調節障害を改善するためには

目覚まし時計をみる女の子
朝がつらくて起きられないだけではなく、めまいや立ちくらみ、時には倒れてしまう症状が出るのが起立性調節障害です。そこで最後は自律神経の病気でもある起立性調節障害を改善していく、さまざまな方法をご紹介していきます。

血圧の低下を防ぐために改善することが大切

健康な人は血管の伸縮によって正常な血圧を保っています。しかし自律神経が乱れると血圧のコントロールがうまくできず、脳や全身に血液がスムーズに流れません。この状態によって起立性調節障害が引き起こされるため、血圧のコントロールを高めて自律神経のバランスを整えることが必要です。そのためには規則正しい生活を心がけ、水分をとって副交感神経の働きを高めるなど、体のバランスを整えることも大切です。

不安なら医師に相談してみましょう

規則正しい生活によって改善していくことがあるとはいえ、やはり症状があれば医師に相談することが大切です。一般的に血圧を上げる治療などがおこなわれますが、改善しない場合は過敏性腸疾患や潰瘍性大腸炎、脳腫瘍といった病気の可能性もあります。そのため起立性調節障害だと簡単に判断せず、別の病が潜んでいることもあるので覚えておきましょう。

多くが思春期を過ぎれば改善していく病気

生活のリズムを整えることで改善しやすいですが、ストレスによっても影響を受けるので無理に早寝早起きをさせるのも良い方法とはいません。そこで自然と夜に眠りたくなるように、明るいうちにスポーツやジョギングで体を動かし運動することをおすすめします。また朝には太陽の光を受けて体内時計のリズムを整える方法もよいことです。思春期を過ぎれば改善していくことが多い病ですが、本人にとってもつらいことなので薬物治療も含めて医師に相談してみましょう。

おわりに

思春期の子どもに多くみられる起立性調節障害をご紹介しました。一般的に小学生の5%、そして中学生では10%ほどの子どもに病気があるとみられています。それだけ身近にある病ですから、不安になった人は医師に相談してみましょう。

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