周囲から注意された時の非常識行為
小さな子どもを育てていると、外出先で思わず周囲から注意を受けてしまうこともあるでしょう。イヤイヤ期は特に、何度言っても言うことを聞いてくれずママもお手上げという時期もあります。しかし、第三者から指摘をされた際の対応によっては「非常識な親」になってしまうのです。注意を受けた場合の正しい対応についてしっかりと認識しておきましょう。
親がやってはいけない「開き直り」
「もう少し静かにして」「ちゃんと注意して」と周囲から指摘を受けた場合、非を認めたくないという感情が出てしまうこともあるでしょう。しかし「注意しても聞かないから」と反論し、「子どもがしたことだから大目に見てくれてもいいのに」と周囲に求める様な行動は、果たして正しい対応でしょうか。注意をした側が必ず正論であるという訳ではありませんが、開き直ってしつけをしない非常識な親になってしまいます。さらに、注意を受けても開き直る・いい訳をする姿を子どもが見て「子どもは何をしても許される」という感覚を持たせ、親の言うことをどんどん聞かなくなってしまう可能性もあるのです。
「非常識な親」になってしまう心理
これまでは一般常識にこだわり、子どもにはしっかりとしつけをしようと思っていた人であっても、実際に子育てをする中で「子どもは失敗することで成長していくもの」「やってみないとわからない」と、子どもの行動に「やっちゃダメ」と制限をかけることで、成長の妨げになるという感覚が身に付いていくものです。自分の価値観が確立されたところに、他人から注意を受けても「価値観を押しつけられた」と他人の批判する心理が働いてしまう傾向があるのです。伸び伸びと子育てをしたいという場合でも、周囲の意見も聞き入れる姿勢を持ちましょう。
非常識行為・トラブルを避けるには
外出先での非常識行為を避け、トラブルを回避するために、「お店に入ったら騒がないこと」「ちゃんとできたらかっこいい!」と、前もって言い聞かせて、ちゃんとできたら褒めてあげる、というように事前に対策しておくことが大切です。まだ小さい子どもにとっては、目の前に欲しいお菓子があったり、広い敷地内で走りたくなったりと好奇心が勝ってしまう場面を避けることは難しいでしょう。いつも約束していてもなかなか言うことを聞けない、イヤイヤ期では注意することでさらにヒートアップして手に負えなくなる、などママが頭を抱えることも多々あります。
しかし諦めずに、何度も「言い聞かせて」「褒めて」を繰り返して日頃から周囲への配慮を怠らない姿勢でいることで、周囲からも「子育て大変ね」「頑張っているね」という目で理解を得ることができるものです。
おわりに
子どものしつけは、なかなか一筋縄ではいかず苦戦するママがほとんどです。時には手に負えず心が折れてしまうこともあるでしょう。「もう疲れた」「何度言っても無駄だからもういいや」と自暴自棄にならない様、一人で抱え込まずに家族にも相談したり、時に息抜きの時間を設けたりするなど工夫して、今しかない子育て期間を乗り切りましょう。周りの人は子ども以上に親のことを見ていますので、非常識ママにならないよう気を付けてくださいね。
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3歳の息子を育児中のシングルマザーです!製菓専門学校を卒業し、子供とお菓子作りが趣味です!
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