子どもがタオルを手放さない!?お気に入りのタオルに執着する心理

タオルを持ちながら眠る子ども

子どもがお気に入りのタオルやぬいぐるみをどこでも、肌身離さず握っている様子はよくみられるほほえましい光景です。ただ親としてはボロボロのタオルをずっと持っているのはやめてほしいと思ってしまいますよね。お子さんが幼稚園や小学校に上がるなら、毎回持っていくことは難しくなってきます。そこで子どもがタオルを手放さない理由を理解し、お気に入りタオルと付き合っていきましょう。

タオルを手放さないブランケット症候群とは

くるまってる赤ちゃん

子どもがいつどこにいてもお気に入りのタオルを手放さないことをブランケット症候群といわれています。

他には日本語で安心毛布や、スヌーピーと一緒にいるライナスがブランケットを持っているため、ライナス症候群とも呼ばれています。

ブランケット症候群は病気なのか?

症候群という言葉は複数の症候がみられ、原因がわからないなど、さまざまな理由から起こっている場合に広く使われている言葉なので、症候群といわれるからといって病気だということはありません。

ブランケット症候群が多く知られ「手放せない」というところが社会的に病的動向に思われてしまい、病気かのようにいわれているだけなのです。

逆に病気だ病気だと焦ってしまうことで、よりそのものへの執着をひどくするともいわれています。

病気でなくても治療が必要なものなのか?

赤ちゃんや小さいうちにブランケット症候群の症状があっても、基本的に治療する必要はありません。例外は、お気に入りのタオルがないと眠れなくて不眠状態にあったり、タオルをかみすぎて歯並びが悪くなってきたりする場合です。

このように、日常に支障をきたしてしまい、どうしようもなくなってしまった場合に、治療をした方がよいかもしれませんね、といわれる程度です。

ただいつも肌身離さず持っている、というくらいでは気にして治療をしていく必要はありません。

ブランケット依存症を少しずつやめさせたい場合は?

自宅で気軽にチャレンジできる方法は、極力タオルやブランケット、ぬいぐるみなどに触れている時間を減らすことです。

しかし、取り上げてしまうと、絶叫されたり泣かれたりしますよね。

見た目以外のデメリットは特にないので、たとえボロボロでも、ヨレヨレでも、その子の気持ちを尊重して、気にせず持たせてあげることが一番だと思います。

無理やりとってしまうと、よりブランケット依存症をひどくさせてしまいますので、注意が必要です。

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ブランケット依存症になる原因とは?

タオルをかぶる赤ちゃん

実際にブランケット依存症の人は数多くいますが、そもそもブランケット依存症になる原因はなんなのでしょうか?

ブランケット依存症は、タオルに愛着がわき、依存していて執着しているという状況。なぜそんな状況になったのかを考えていきましょう。

ストレスでブランケット依存症になっている?

ブランケット症候群というのは、何かしらの不安なことやストレスが起きた際に、その状況から自分を守るために肌身離さず持ち歩き、常に嗅いだり触ったりすることによって不安を解消していることが考えられます。

ですので、ストレスや何かしらの不安要素などの外敵が原因ということもありえます。大人でもストレスが原因でブランケット依存症になることがあるため、子どもはもっとなる可能性が高いです。

寂しさからブランケット依存症になっている?

次に考えられるのが寂しさが原因で、ブランケット依存症になってしまったということです。卒乳の時期に、お母さんと離れた気がして寂しいと感じた、どこかに預けてお母さんと少しの間離れたなど、どのような理由で寂しさを感じたかは関係ありません。

寂しいと感じたときに、寂しさを紛らわすため、ブランケットなどの対象物に触れたりしているうちに、お母さんの代わりのように感じてしまい、それに依存し、手放せなくなってしまいます。

ブランケット依存症は単なる成長過程という場合

上記のような原因だけではなく、ただ単に成長過程としてみられるだけ、ということも大いにあります。日中にお母さんと離れて活動する時間が少しでも増えてくると、お母さんと離れたことによる不安を紛らわすためにタオルに執着します。

タオルやブランケット、ぬいぐるみに執着することは精神的におかしいことでもなんでもなく、成長段階の一つなんだと考えていくのがいいでしょう。

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