キレにくい子どもに育てるには
すぐにキレてしまう子どもの感情をコントロールするには、どのような方法が効果的なのでしょうか。メンタル、フィジカル、両方の面からアプローチする方法を考えてみましょう。すぐに効果が出るかどうかはわかりませんが、まずは子どものストレスを軽減することが大切です。
子どもの感情に寄り添う
キレた子どもを一方的に責めても逆効果です。子ども自身は、キレてすっきりするどころか、自分の感情に振り回されて不安な気持ちになっています。キレた原因を言語化して、子どもの感情に寄り添い、認めることからはじめましょう。よく観察していると、何も原因がないのに突然キレたということはありません。必ず何かしらの原因があります。「うまくいかなくてイライラしていたんだね」「話を聞いてほしかったのかな?」と語りかけて、子ども自身に自分の感情を認識させることが大切です。また、普段から子どもの意見や感情を表現する機会を作り、それを認めてあげることです。
生活のリズムを整える
睡眠不足や朝食抜きの生活といった、生活習慣の乱れを改善して生活リズムを整えましょう。人間は単純に、おなかが空くとイライラして、元気が出なくなります。しっかり朝ご飯を食べ、昼間は身体を動かし、夜は脳を休めてよい睡眠をとることは、心と身体の健康につながります。気持ちを安定させるセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られます。トリプトファンは、タンパク質に含まれているアミノ酸です。大豆製品や肉類、バナナなどに多く含まれているので、食事には積極的に取り入れてください。
おわりに
子どもがキレやすいからといって、悲観的になる必要はありません。中には、発達障害を心配する声が聞かれるかもしれませんが、まずは子どもの生活リズムを整え、子どもへの接し方を変えて対処しましょう。子どもは、遊びの中で社会性を獲得していきます。ケンカをしたり、ワガママをいったりすることも成長の過程では必要なことです。親もあせらず、見守る気持ちを大切に過ごしてください。
ピックアップ
子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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