子どもが小学生になると、子どもに鍵を持たせることを考える親も多くなってくると思います。しかし、持っていくのを忘れたり、なくしてしまったりしたらどうするの?と安全面や防犯面に対して不安に感じることも多いでしょう。そこで、今回は子どもに鍵を持たせるときに注意するポイントと、鍵を失くさないための対策などを紹介していきます。
子どもに鍵を持たせる前に!三つの注意点
まだ子どもだとはいえ、鍵を持たせるのであれば、大人と同じように鍵の取り扱いには注意してもらわなければいけません。鍵の大切さや取り扱いについて、理解が得られるようになってから鍵を渡すことが大切です。
ここでは、鍵を持たせる前に注意しておきたいポイントを三つ説明しましょう。
1.鍵の大切さについて理解させる
鍵というのは、子どもにとっては大人の持ち物であり、とても魅力的な存在です。そのため、友達に見せびらかしたりしてしまうこともあります。しかし、安全・防犯面から考えるとやってはいけないことです。なぜ、家に鍵をかける必要があるのか?鍵をかけて何を守っているのか?なぜ鍵をなくしてはいけないのか?ということをしっかりと説明して、理解を得たうえで持たせることが大切です。
2.鍵の取り扱い方について教える
まず、前述したように人前で鍵を出して見せびらかす行為はダメだということを教えます。誰が見ているか分からず、子どもだけで家にいるということが分かってしまうためです。また、鍵を使う場面以外で取り出してしまうとなくしてしまう恐れもあります。
鍵を失くすと、家に入れないだけではなく、泥棒が入ってしまう危険性もある>ということをしっかりと教え、鍵を大切に取り扱うように言い聞かせましょう。
3.鍵を開けるときの注意点を説明する
子どもだけで鍵を使って家に入る場合は、鍵を使う前に家の周りや自分の周りに不審な人物はいないか?ということを確かめてから使うように教えましょう。犯罪の手口として、子どもだけで家に入ろうとしているときに、後ろから襲い掛かって侵入するという方法があるからです。
また、家に誰もいないときでも、「ただいま」と声をかけてから家に入ることも防犯になるので、習慣付けとして毎回言わせるようにしましょう。
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子どもが鍵を失くさない持たせ方とは?
鍵っ子でよくある失敗と言えば、鍵をなくしてしまうことです。なくしてしまうと、家に入れず外で待つか、他の場所に移動することになります。いずれの場合も、親にとっては心配で仕方ありません。
また、なくした鍵が見つからない場合も、その鍵を使って侵入される心配が消えないため、そもそも鍵を失くさないように注意する必要があります。そこで、鍵を失くさないおすすめの持たせ方を紹介します。
ランドセルに鍵を付けて持たせる
最近では、ランドセルに鍵自体をひもやストラップでつなげて持たせている家庭が多いようです。これなら、キーホルダーなどでポケットに入れているだけのものと違って、落としたりなくしたりする心配がありません。
それに、朝鍵を使わない子も、持っていき忘れを防ぐことができます。ただ、行事ごとでランドセルが必要ないときは、持っていくのを忘れてしまいがちなので注意しておくことが大切です。
ネックレスのように首からぶらさげて持たせる
ひもやストラップに鍵をくくりつけて、首からぶらさげて持たせるという、昔ながらの持たせ方も多くなっています。常に身につけているので、失くさないという視点からはおすすめの方法ですが、体育などの授業で外さなければいけない場面では取り扱いに注意するように言い聞かせましょう。長すぎるストラップは遊びの途中で首を絞める事故にもつながるので注意が必要です。
家の外に置いておく「置き鍵」はNG
20年くらい前までは、ポストや植木の下に鍵を置いておく「置き鍵」をしている家庭も多かったようですが、今は推奨できません。泥棒などの犯罪者が、家の周囲を調べて鍵の場所を特定してしまう可能性があるためです。
鍵を忘れたときの対策として、ひとつは置いておきたいという家庭もあるかもしれませんが、トラブルや犯罪への巻き込まれ防止として、絶対に置かないようにしましょう。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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