家から小学校までは危険がいっぱい!入学前に通学ルートをチェックする必要性

通学路

小学校にあがると待ち受ける徒歩での登下校は、さまざまな体験や冒険があり、子どもの成長が期待できる機会です。しかしそれと同時に交通事故や誘拐などの事件に遭遇してしまう危険も潜んでおり、親としては心配でたまらないですよね。安全な通学路を選び、子どもに危険を察知させ正しく通学させるにはどうしたら良いか、チェック方法や危険防止策などをご紹介します。

まずは現状把握!子どもを危険から守るには

手のひらの救急車
小学生は自分の足で親元を離れて行動し始める、最も注意が必要な時期です。外歩きの経験がまだ浅く、危険を察知する力がまだ十分ではないため、交通事故や事件に巻き込まれないようにするには学校だけでなく親もしっかりと目を光らせなければなりません。まずは小学生の通学中の事故状況を把握しましょう。

小学1年生が最も事故にあっている

歩行中の交通事故については、死傷者は小学1年生が際立って多いことが分かっています。少子化に加え、通学路の安全対策・啓発活動などで事故は減ってきてはいるものの、6~7歳児が最も事故に遭う数が多い傾向は変わりません。2015年の場合、人口10万人あたりの死傷者は全年齢の数値に対し3倍に上り、小学校に入りたての子どもには細心の注意を払わなければいけないことを表しています。

小学生が事故に遭いやすい時間帯、場所

公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によると、小学生の事故の最も多い時間帯は、「登下校中」が最も多く、次に「遊戯中」が多いことが分かりました。時間帯別でみると、午前中は通学中と考えられる7時台が12%でピーク、午後は遊戯中または下校中とみられる3時台が23%となりピークとなりました。月別でみると、学校に慣れ始めた頃の5~6月に増え、日が落ちる前後の事故が増える10月に一番事故数が多い結果となりました。

小学生の交通事故で多い「原因」は?

道路交通法で定められている違反別に事故原因をみてみると、「飛び出し」が最も多い37%となり、横断歩道が近くにあるのに別の場所を渡った等の「横断違反」が16%ということです。一方で、運転手側に信号無視・前方不注意等の違反があり、歩行者がただ巻き込まれただけというケースは39%となりました。子ども自ら原因を作らないよう、そして運転手側の違反や不注意があったとしてもそれに巻き込まれないようにする指導をお子さんにしなければならないことが分かります。

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通学ルートのチェックをしておきましょう

お父さんと登校
自ら事故に遭わないように、そして運転手側の違反・不注意があってもそれを回避できるようにするために、親が子どものためにできることは何でしょうか?また、犯罪に巻き込まれないよう指導することも必要です。小学校に入る前にまずやっておきたい、通学ルートのチェック方法をまとめましたので参考にしてみてください。

【交通事故対策】見通しの悪い道など

お子さんの通学路に以下のような場所や通りがあると危険です。通学路を変更するように働きかけたり、お子さんにしっかり注意を促したりするようにしましょう。

  • 高い塀があって見通しの悪い通り
  • 背の高い植木がある道路
  • 歩道にガードレールのない道路
  • 車がスピードを出して走行する路地

特に、ガードレールについては、少しの間隔があいているとその間からお子さんが飛び出してしまうなどの危険もありますので注意深く確認しましょう。

【誘拐などの犯罪回避対策】人気のない道

人気のない道や公園は、犯罪者に目を付けられる可能性が高くなります。以下のような場所には近づかせないようにお子さんにしっかり注意を促しましょう。

  • 樹木が多く外から見渡せない公園
  • 管理されていない人気のない公園
  • あきビル、空き家、工事現場

朝のお店がまだ閉まっている時間と、にぎやかな日中、帰宅ラッシュの夕方以降では、人通りや雰囲気が変わる場合もあるのでその点も注意が必要です!

通学路は子どもと一緒にチェックしよう

通学路をチェックする際は、お子さんと一緒に、お子さん目線で歩いてみることが重要です。お子さんが行ってしまいやすい場所の傾向が分かりますし、「その場で」何度もお子さんに注意をして教えることで忘れてしまうことも少なくなるはずです。電車や路線バスを使う場合は、改札や駅の出口・ロータリーなどもくまなく確認し、危ない場所やお子さんにとって興味を引きやすい、誘惑の潜む場所がないかをチェックしましょう。

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