1歳になるとハイハイからヨチヨチ歩きになり、転びながらも少しずつ歩ける距離が長くなっていきます。自己表現も始まり、うまく言葉にできない気持ちを全身で一生懸命に伝えようとします。
そんな風に、世界がぐんと広がるこの時期。子どもの感受性を育むためにも、すてきな絵本との出会いを贈ってあげたいですよね。ここでは好奇心旺盛な1歳児に読んであげたい絵本を10冊ご紹介します。
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どんな絵本を選べばいいの?
動物や食べ物、乗り物など、身の回りの物事に興味津々のこの時期。絵本にも1歳児が興味をひくような題材の物が多くあります。
まだ字は読めませんが、絵本の読み聞かせを通して新しい言葉をどんどん吸収していく時期で、お気に入りの言葉や登場人物の動きをまねしてみることも少なくありません。指で絵をなぞってみたり、声を出してみたり、登場人物のまねをしてみたり……、読み聞かせ以外にも絵本の楽しみ方はたくさんあります。
1歳児が楽しめる絵本の数々を、大きく分けて三つの観点からご紹介しましょう。
色、形を楽しめる絵本3選
一つ目は「色、形を楽しめるタイプの絵本」です。丸、三角、四角。赤、青、黄色などなど。子どもの目をひく、たくさんの色や形が出てくる絵本を3冊ご紹介します。シンプルな題材だからこそ長く楽しめる絵本です。
1.「赤ちゃんのためのかたちの絵本」(文と絵・桑原伸之/あすなろ書房)
いろいろな物に興味津々のこの時期。この絵本では子どもの興味をひく黄色い丸や青い三角、赤い四角など、優しい顔をしたさまざまな形が出てきます。
水の上でちゃぷちゃぷしたり、砂の上でざくざく砂遊びをしたり、お空でぴかぴか光ったり、シンプルな絵と言葉は何度読んでも飽きません。「赤ちゃんのための絵本シリーズ(全3巻)」の3作目です。
2.「つみき」(文・中川ひろたか、絵・平田利之/金の星社)
いろいろな顔がある黄色いつみきを積んでいきます。「ひとつ」「ふたつ」と数えながら「とお」まで積んだ時、どこからかてんとう虫がやってきて塔のてっぺんにとまります。ゆらゆら揺れるつみきの塔。ドキドキしながらページをめくるとつみきの塔は「がっしゃーん!」と崩れてしまいます。
縦開きのページをめくる度に高くなっていくつみきの塔がどうなっていくのかハラハラドキドキ、スリル満点の絵本です。
3.「ころころころ」(文と絵・元永定正/福音館書店)
階段道、でこぼこ道、山道に赤い道。たくさんの小さな色玉が列になってころころころと転がっていきます。動きのある道を並んで転がっていく色玉たちが目に鮮やかです。
「ころころころ」と繰り返される文章もリズミカルで、視覚的にも聴覚的にも楽しめる1冊です。
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身近な物が題材になっている絵本3選
続いては、「身近な物が題材になっているタイプの絵本」です。電車や食べ物や植物など、身近にある物が題材になっている作品を3冊ご紹介します。1歳になると外へ出る機会も増えてくるので、絵本を通して物の名前を覚えることもできますよ。
1.「がたん ごとん がたん ごとん」(文と絵・安西水丸/福音館書店)
ほのぼのしたイラストでおなじみ、安西水丸さん作の電車の絵本です。「のせてくださーい」と乗り込むスプーンや哺乳瓶、果物のお客さんをのせて、電車はがたんごとんと走っていきます。乗り物が好きな子どもにおすすめの1冊です。
2.「くだもの」(文と絵・平山和子/福音館書店)
まるで本物のように描かれたスイカやりんご、バナナにいちご。どれも子どもの大好きな果物ばかりです。皮をむいて小さく切って「さあどうぞ」と差し出されたおいしそうな果物たちに、子どもも大人も目がくぎ付け。読み終わったらおなかがグーッとなりそうな絵本です。
3.「おひさまあはは」(文と絵・前川かずお/こぐま社)
黄色いお日さまの表紙が目印です。お日さまや木、動物たちが皆楽しく「あはは」と笑っています。お日さまと同じ黄色い服を着た「ぼく」と「お母さん」が笑っているシーンでは、こちらまでつられて「あはは」と笑顔になってしまいそう!
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