どの季節でも子供はちょっとしたことで風邪をひいてしまいます。特に咳が出てしまうとなかなか治らず、眠れなくなってしまったり、夜中に起きてしまったりと、子供の睡眠が確保できません。また、ママも寝不足になってしまいます。薬や他の方法を試してもよくならない場合や、併用してより効果を得たい場合に、自宅にある食材でせき止めに効果が期待できる簡単なレシピを紹介します。
ハチミツがせき止めには効果バツグン!
せき止めに効果的な食材を調べていると、多くの人が「ハチミツ」と答えます。ハチミツの成分が咳に良いことはもちろん、アレンジしやすい食材だということも大きなメリットではないでしょうか。また、一度にたくさん使用しなくてもいいので家計にも助かる食材ですよね。
どうしてせき止めに効果があるのか
おばあちゃんの知恵袋のように、以前から民間療法の一つとしてハチミツがせき止めに効果的であると知られていましたが、これはせき止めに効果的な成分である抗酸化物質(クエン酸やポリフェノールなど)がハチミツに含まれているからです。また抗酸化作用とは別に、現在ではハチミツには強い抗菌効果があることもわかっています。
加熱しても効果は変わらないのか
現在販売されている外国産のハチミツは、残留農薬などの関係で80℃に加熱することが義務付けられています。日本のハチミツも同様に加熱処理されている場合がほとんどですが、栄養素の一部は失われていても、せき止めに有効な酵素などの成分は残っています。自宅で使用する場合、加熱する時は45℃位までにしておくと、残っている栄養成分を壊すことなく摂取することができます。
1歳未満にはハチミツは厳禁!!
ハチミツには、ごくまれにボツリヌス菌が混入している場合があり、ボツリヌス菌を1歳未満の乳児が摂取すると、菌がおなかの中で増殖しボツリヌス症を発症してしまうことがあります。ボツリヌス症にかかってしまった場合、最悪の場合死に至る危険も出てきてしまいます。そのため、1歳未満の幼児には、ハチミツを与えない方が安全です。
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簡単に作れるハチミツを使ったせき止めレシピ
せき止めに効果のあるハチミツですが、そのままだと子供には与えづらい食材です。しかし、少し手を加えるだけで、子供にも与えやすくなります。そこで、まずはあまり手を加えずに、簡単に、そしてすぐにできるレシピをご紹介します。
一番簡単にできる、ハチミツ+水・湯
ハチミツをそのままなめても、せき止めの効果はあります。一番簡単にできるレシピは、ハチミツを4倍程度の水かお湯に溶かします。この時のお湯の温度は45℃以下にすると、成分が壊れにくくおすすめです。また、ご自宅にレモンやレモン果汁があれば、それを少量足すと、クエン酸の疲労回復効果とビタミンCの抗酸化作用がプラスされるので、体力の回復に効果的です。
実はせき止めの効果もある、梨+ハチミツ
季節限定になってしまいますが、実は梨もせき止めの効果がある食材の一つです。梨は子供もが好きな果物の一つですよね。作り方は、梨をすりおろすかミキサーにかけ、そこに適量のハチミツを加えます。梨4分の1個に大さじ1杯が目安ですが、甘く感じるようでしたら、量を調節してください。梨の果汁だけでも効果はありますので、飲みにくい場合は果肉を取り除いても大丈夫です。
これにもせき止め効果、パイナップルジュース+ハチミツ
パイナップルにも梨と同様、せき止め効果が期待できます。生のパイナップルは1年を通じて手に入りやすいのでおすすめです。作り方はミキサーにかけたパイナップルに、ハチミツを加えるだけです。150gのパイナップルに、ハチミツ大さじ1杯が目安です。ただし、パイナップルは子供にとって刺激の強い成分が含まれているので、2歳くらいからがおすすめです。
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3歳の男の子の母です。毎日振り回されています。
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