母乳育児が推奨される理由は、たくさんあります。母乳には赤ちゃんに必要な栄養が豊富に含まれていることはもちろん、乳幼児突然死症候群(SIDS)リスクの低下、赤ちゃんの免疫力を高めるなど多くのメリットがあります。
また、母体の回復を早めたり、母性愛が深まったりなどママにとっても良い事がありますね。
このような理由から積極的に行いたい母乳育児ですが、中には母乳育児がしたくても母乳が出にくい、と悩んでいる方もたくさんいるようです。そこで今回は、母乳育児を成功させる五つのコツをまとめてみました。
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1.水分をたくさんとる
母乳はほぼ水分でできていて、赤ちゃんは1日に約600ml~800mlもの母乳を飲みます。ママが水分不足の状態だと母乳はうまく作られないため、毎日水分をたくさんとる必要があります。赤ちゃんの分だけでなく母体に必要な水分量も考慮すると、1日約2リットルは摂取するように心がけましょう。ミネラルウォーターを2リットル飲むのは大変ですが、おみそ汁やスープなどを食事にプラスすることで簡単に水分補給ができます。
また、母乳がよくでる飲み物を積極的にとるようにしましょう。ほうじ茶・麦茶・番茶・たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒーなどがよいとされています。冷たい飲み物は体を冷やして母乳の生成を妨げやすいため、常温か温かくして飲むとよいでしょう。
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2.母乳によい食事をとる
ママの食べたものがそのまま母乳の成分になるため、母乳育児中は特に栄養バランスのとれた食生活を送るように心がけましょう。
白米やそば、うどん、そうめんなどの穀物も母乳によいとされています。豆腐やみそなどの豆製品や、わかめやひじきなどの海藻類、青菜や根菜といった野菜も積極的に食べるようにしましょう。これらの食材を上手に取り入れることで、母乳の質を上げ、量を増やせる可能性があります。
それとは逆に、母乳の質を悪くしたり、乳腺を詰まらせる原因になったりするものもあります。
例えば生クリーム・牛乳・アイスクリームといった乳製品や、糖分がたくさん入った甘いもの、脂っこいものは乳腺トラブルを引き起こす恐れがあるので、なるべく避けた方がよいでしょう。
また、唐辛子や香辛料が含まれている食べ物は母乳の味変える可能性があり、赤ちゃんが嫌がるかもしれません。
柿や梨など身体を冷やすといわれる果物は、摂りすぎに注意しましょう。
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3.できるだけ睡眠をとる
睡眠は、母乳育児に大きく影響するといわれています。寝ている間に母乳が作られることもそうですが、体を休めることで母乳の分泌を促す「オキシトシン」というホルモンがでやすくなります。
そうは言っても、この時期はどうしても睡眠不足になりがちです。夜は授乳でまとまった睡眠を確保することが難しく、昼間赤ちゃんが寝ている時間もつい家事をしてしまうという方が多いのではないでしょうか。夜の授乳は避けられませんが、昼間赤ちゃんが寝ている時間は絶好のお昼寝タイムと考え、なるべく一緒に眠るようにしましょう。
家事は無理せず家族にまかせたり、手を抜いたりしても大丈夫。ママの睡眠確保を優先することが大切です。
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