子どもの食育に関する注意点・ポイント
子どもに正しく食育を行い、生きるための基本的な力を身に付けさせるために大人が注意するポイントはどんなものがあるのでしょうか?食育のポイントは子どもの発育・発達過程によってそれぞれ異なりますので、詳しく見ていきましょう。
乳児期(出生直後から1歳ぐらい)における食育の注意点とは
乳児期は人生で最も発育の盛んな時期で、必要な栄養素を満遍なくバランスよくとることが最重要です。また乳児期の途中にはミルクから離乳食への適切な切り替えが必要になります。この時期は親がしっかりと食に関する知識を身に付け、乳児期に適した離乳食を準備したり、さまざまな食品に慣れさせたりして偏食をなくす努力をすることが大切です。
幼児期(生後1年から6歳まで)における食育の注意点とは
代謝機能が発達し、歩いたり走ったりと動きが活発になるこの時期には、成長や活動に必要な栄養素をしっかりとることが重要です。1日3回の食事習慣を身に付け、おやつで補助的に栄養を補うようにします。徐々に固いものも食べさせ、歯やあごの発達を促します。好きなものや甘いおやつばかりを与えすぎると、肥満や虫歯を引き起こしますので注意が必要です。親の食習慣も見直し、子どもに良い手本を見せられるようにしましょう。
児童期(6、7歳から11、12歳まで)における食育の注意点とは
永久歯が生えそろい、生活の行動範囲が一気に広がります。成長も盛んなため各栄養素の必要量が増加します。朝食抜きや偏食は、子どもの成長、活動に支障をきたすので十分気を付けましょう。適切な教材を使って各栄養素の働きや栄養バランスの重要性の理解を促します。また野菜の栽培体験や調理体験などを通して、食についての知識や理解を深めるようにします。
おわりに
「食育」は人間にとって最も基本的な「食」の重要さを理解してもらうために始まりました。現代人は生活環境やストレスにより、乱れた食生活に陥ることが多くなっています。子どもだけではなく、まず親など周囲の大人がしっかりとした知識を身に付け、実践することが大切です。
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