「子どものころから近視で、それがコンプレックスだった」「子どものころ眼鏡をかけていて、それをからかわれた」という人もいるのではないでしょうか。このような人にとって、「実は近視は遺伝するのかも」という情報は、「自分と同じ苦しみを子どもに味わわせることになるのか…」と頭を抱える原因となりかねません。今回は、遺伝と近視の関係、そして視力低下を防ぐ方法をお教えします。
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実は視力を矯正している人は全体の75パーセント程度!
5万人近くのPontaリサーチ会員を対象として、視力矯正の実態を調査したところ、非常に面白いことがわかりました。なんと、「視力を矯正している」と答えた人の割合は、全体の74.1パーセントにものぼっている、というのです。もっともこれは「12歳以上」を対象としたものですから、それより下の低学年の子どもを対象とした場合は、もっと視力矯正率は下がるのかもしれません。
ただ、現在では「裸眼」の人よりも「裸眼ではない人」の方が多い、という衝撃的な結果が明らかになったのです。視力矯正率が多くなった現在、「眼鏡をかけていること」は決して悲観すべきことではありません。
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近視体質は遺伝するの?
近視になるにはいくつかの理由があります。そのなかでも、保護者として気になる「遺伝」についてみていきましょう。
近視については、現在は「遺伝すると考える方が自然である」とみる見方が多いようです。ただし、「どの程度遺伝するのか」については、専門家の間でも見解が分かれています。「子どものころ、非常に幼いころから起こる近視は遺伝的なものである」と考える向きもありますが、ある程度大きくなってからなる近視は、生活習慣によるものが大きいといえるでしょう。
ちなみに、この「遺伝による近視」は、「軸性近視」と呼ばれています。これは自分自身では治すことのできないものだと考えられています。遺伝による近視は、親としてはとてもつらいことではありますが、どうしようもない部分でもあります。そのため、それ以外の対策を考えていく必要があります。
子どもの視力を低下させない三つの予防方法
1.目をきちんと休ませてあげる
DSやスマホのゲームするときは30分続けたら5分休憩。1時間したら10分休憩とするようにしましょう。ゲームをするときは一定の距離を保って姿勢は正しく、画面ばかりずっとみないように。もちろん寝ながらやるのはNGです。遠くのものをみたり、近くのものを交互にみたり、緑のものをみたりすることは目によいといわれています。また、規則正しい生活を送り、睡眠もしっかりとって目を休ませてあげてください。
2.暗いところで本を読むことをやめる
現在では「暗いところで本を読んでいたら目が悪くなる、というのは迷信だ」「根拠がない」とする説もでてきていますが、実はこれにはきちんとした根拠があります。
私たちはものをみるとき、瞳孔でピントを合わせています。ただ、暗いところではこの「ピントの調節」がうまくいきません。そのため、目を非常に酷使してしまうことになるのです。目の酷使は近視の要因となり得ます。このため、「暗いところで本を読むこと」がいけないといわれているのです。
3.目にいいものを食べる
- 眼球の主成分はたんぱく質
- 視力を保つのはビタミンA
- 目の粘膜の保護はビタミンC
で形成されています。これらの状態を保つには目にいいものが含まれた食材をしっかり摂取して、目の健康を心がけましょう。
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