妊娠中は、ホルモンバランスの乱れがあるため、シミやそばかすがすぐにできてしまう体質になってしまいます。今まで以上に手を抜けないお肌のケアが必要となってきます!そこで今回は、妊娠中にシミ・そばかすができる原因と、その対策方法についてご紹介いたします。
シミやそばかすができる原因
女性にとって悩みの種となる「シミ」は、メラニンという表皮の一番下で生成される色素が、なんらかの要因によって、過剰に生成されて表皮に表れたものです。シミを作る原因は、大きく分類すると三つの要因があります。以下では、メラニン要素を刺激してシミを作りだす要因となる、刺激物についてご紹介します。
紫外線
紫外線は、シミを作る定番の刺激物として、もっともポピュラーな要因です。直接DNAを攻撃して皮膚を傷つけるので、皮膚は細胞を守るためにメラニン色素を生成させます。
通常、メラニン色素は生成されても新陳代謝によってなくなるものですが、紫外線によって皮膚細胞が壊れている場合、シミが定着しやすくなってしまいます。また、紫外線は、季節によって発生する量は変化しますが、常に浴び続けてしまうものです。そのため、夏の季節や、海水浴に行くときだけでなく、1年を通して、日焼け止めなどの紫外線対策が必要といえます。
炎症
人の皮膚は、なんらかの原因によって炎症が起きたとき、皮膚はダメージを回復させるため細胞を活性化させますが、このとき、メラニンを発生させる細胞も活性化させてしまいます。そのため、炎症が起きた皮膚の周辺は、色素沈着が定着しやすく、シミができるのです。シミが発生しやすい炎症には、虫刺され、女性ホルモンの乱れ、ニキビなどの原因がみられます。
活性酵素
活性酵素は、日常生活の中で、ストレス、睡眠不足など、お肌にとってよくないとされる習慣から発生しやすくなります。この活性酵素が増えると、シミを作る原因になるのです。
合わせて読みたい
妊娠中にできるシミ『妊娠性肝斑(にんしんせいかんぱん)』は一過性が多い
妊娠中に、シミやそばかすが増えたという話が多いかと思われますが、これはホルモンバランスの変化が影響しているとされています。妊娠中に発生するシミは、『妊娠性肝斑(にんしんせいかんぱん)』と呼ばれており、これはホルモンバランスの乱れによって発生するシミの一種です。
妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲストロンの分泌量が多くなります。それと同時に、メラニン色素を生成する細胞も活性化されてしまい、妊娠中はシミやそばかすができやすいといわれているのです。妊娠性肝斑は、ホルモンバランスの乱れによって発生したシミなので、産後にホルモンバランスが整うと、自然となくなることが多いようです。
しかし、この妊娠性肝斑でも気をつけなくてはいけないのが、紫外線対策です。妊娠性肝斑は、ホルモンバランスの乱れによる炎症が原因のシミ。しかし、紫外線を受け続けると、肌の細胞は壊されるため、色素の色が濃くなり、さらに色素沈着を引き起こしてしまうのです。
合わせて読みたい
33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。