産後の肌荒れ対策で配慮したいこととは?
産後の肌荒れ対策は、とても大切なことです。ですが、過剰なスキンケアなどは適切だとはいえませんので、バランスよく行うことが重要です。産後の肌荒れ対策で配慮するべき事柄をお伝えします。
エストロゲンのとり過ぎに気を付ける
産後には、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に低下することで、肌荒れが起こることがあります。エストロゲンには、肌をなめらかにしてくれる働きがあるので、「エストロゲンをどうにかして高めれば、普段のスキンケアに役立つのでは?」と感じた方もいるのではないかと思います。
ですが、エストロゲンは多ければ多いほど良いというホルモンではありません。エストロゲンは過剰に分泌されると、乳がんや子宮体がんなどを発症してしまうリスクがあるホルモンでもあるのです。エストロゲンは大豆などの食品に含まれていますが、美容のためにと考えて過剰に摂取しようとするのは控えた方が良いでしょう。ただ、通常の食事の範囲内で摂取する分には、大丈夫だとされています。
オールインワン化粧品でスキンケアの時間を短縮!
産後に肌荒れが起きると、しっかりとスキンケアをしなければならないと感じ、育児で疲れているにもかかわらず、肌の手入れに集中してしまうお母さんもいるかもしれません。ですが、このような生活を続けていると、スキンケアをすること自体がストレスになり、苦痛になる場合もあるものです。
そんなときにおすすめなのが、オールインワン化粧品です。オールインワン化粧品には、化粧水や保湿クリームなどのスキンケアに必要な成分が入っており、ワンステップでケアができるため、忙しいお母さんの時間を節約するうえで大いに役に立ちます。
しっかりとした紫外線対策も忘れずに!
スキンケアやストレスをためないことなども、肌荒れ対策には大切ですが、紫外線も肌にはダメージを与えるといわれています。紫外線に当たると肌がダメージを負いやすくなり、肌荒れが深刻化するなど、シミの原因になることもあるのです。
特に産後は、室内でも日焼け止めを塗り、肌の露出の少ない服を着ることを心がけましょう。さらに、外出の際は、つばの広い帽子をかぶることなども効果的です。
おわりに
出産後は、お母さんの体はもちろんのこと、取り巻く環境も目まぐるしく変化する時期です。さらに、肌荒れが起こる可能性が高くなるため、スキンケアなどにもしっかりと気を配る必要があります。ですが、無理をしすぎず、自分に合った肌荒れの対策法をマイペースに続けていくことが大切だといえます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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