食べても大丈夫?妊婦さんに注意が必要な魚の種類と摂取量

食べても大丈夫?妊婦さんに注意が必要な魚の種類と摂取量

食材

妊娠中はできるだけバランスの良い食生活を送る必要があります。例えばチーズであればナチュラルチーズは駄目だけれど、プロセスチーズは良いなど、生食であれば火を通せば食べることが可能とされているように、魚もまた、そのように気をつける必要のある食材の一つです。

魚といってもその種類は豊富にありますが、結論からいうと妊婦さんは全ての魚を食べられないわけではありません。また、全ての魚に火を通せば安心して食べられるといったわけでもありません。今回は注意が必要な魚の種類と摂取量についてご説明します。

妊婦さんに注意が必要な理由

寿司を食べる

食物連鎖によって魚には微量のメチル水銀が取り込まれており、一部の魚では他の魚と比べて水銀濃度が高いものがあります。大人がたくさん水銀を含む魚を食べたとしても、体外に排出されるため問題はないのですが、妊婦さんが水銀を一定量、口にすることで胎盤を通じて胎児に移行し、発育に影響を与える可能性があると、厚生労働省が発表しています。

胎児への影響としては、音を聞いたときの反応が1/1,000秒遅れて聞こえるといったもので、とりたてて将来に支障が出るということはありません。とはいえ、できる限り胎児の発育を妨げるようなことはしたくないですよね。

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メチル水銀量が高い魚の種類

厚生労働省の「魚介類に含まれる水銀の調査結果(まとめ)」による情報を基に作成しています。

1匹のメチル水銀含有量(平均値)種類
6.622μg/gバンドウイルカ
1.488μg/gユビレゴンドウ
500~1.000μg/gマッコウクジラ、ツチクジラ、メバチマグロ、メカジキ、キンメダイ、キチジ、アンコウ、アカガレイ、クロマグロ
300~500μ/gイシイルカ、ヨシキリザメ、ユメカサゴ、ヤイトハタ、ミナミマグロ、マカジキ、ハチジョウアカムツ、ドチザメ、クロムツ、キダイ、アオハタ

大きな魚ほど、食物連鎖の関係でメチル水銀を取り込んでいます。3番目にメチル水銀量が多いとされるメカジキやメバチマグロ、キンメダイ、クロマグロ。これらの魚は、私たちの食生活でもよく見かける魚だと思いますので注意が必要です。

1週間のうおのめ安摂取量

魚の種類によって、メチル水銀の含有量が異なり、それにより上限量も変動します。下記の表は、厚生労働省の「これからママになるあなたへ」を基に作成しています。また目安として、おすしのネタ1貫、刺し身1切れあたり15g、刺し身1人前、切り身1切れあたり80gとなります。

摂取量の目安(1回80gとする)種類
2ヶ月に1回バンドウイルカ
2週間に1回ユビレゴンドウ
1週間に1回マッコウクジラ、ツチクジラ、メバチマグロ、メカジキ、キンメダイ、キチジ、アンコウ、アカガレイ、クロマグロ
1週間に2回イシイルカ、ヨシキリザメ、ユメカサゴ、ヤイトハタ、ミナミマグロ、マカジキ、ハチジョウアカムツ、ドチザメ、クロムツ、キダイ、アオハタ

おすしやおお刺し身を食べる際に注意してほしいのは、食中毒です。妊娠中は免疫力が低下しているため、生魚を食べたことによって食中毒になる可能性が高くなります。そのため、生魚を召し上がることはおすすめできません。

放射性物質の心配について

東日本大震災から4年。当初は水や魚などの心配をされる方が多くいらっしゃいましたが、現在では水産物における放射性物質の心配はないと、厚生労働省にて発表されています。魚に取り込まれた放射性物質は、食物連鎖を通じて体内に蓄積していくことはなく、体外へと排出されます。海中に放たれた放射性物質もまた、拡散されるため濃度は非常に薄くなるのです。薄くなった放射性物質は自然に沈殿し、海底へと移動されます。したがって、深海魚は放射性物質を多く含んでいる可能性が高いといえます。

食べても問題のない魚

注意してほしい魚についてご説明しましたが、一方で注意する必要のない魚があります。それは、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、シャケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオです。微量の水銀を含んではいますが、水銀含有量が低いことから、妊婦さんであっても普段通り食べても問題ありません。特にサバには、DHAやEPA、飽和脂肪酸などの栄養素がどの魚よりも多く含んでいます。また、マグロやシャケなどを加工して作られるツナ缶も問題ありません。

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29歳。B型。独身。 妊活のみならず、女性に関するコラムを多数執筆。料理の腕前を磨くため、資格取得に向けて勉強中。「難しい事柄を、誰にでも分かりやすく」をモットーに、食品、食生活に関する執筆を主に担当。

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