産後におなかの皮のたるみを引き締める方法
産褥期が過ぎて、通常の生活に戻れるようになってきたら、いよいよ本格的なケアのスタート。おなかの皮のたるみは戻りにくい人が多いですが、戻すことは可能です。そのためにも有効な方法を取り入れて実践していきましょう。
ヨガや筋トレで筋力をつけることが大切
産後にできる、簡単なヨガのポーズとして、骨盤に重点を置いた「橋のポーズ」、肩こりに効果のある「わしのポーズ」などがあります。ヨガは腹式を呼吸しながら行うため、脳や血液に多くの酸素が送られ精神的に安定する効果もあります。筋トレは腹筋なら1日50回、スクワットなら1日10回を目安に、長期的に継続して行いましょう。妊娠中に落ちてしまったおなか周りの筋肉をつけることで、おなかのたるみの改善につながるだけでなく、リバウンドを防ぎ太りにくい身体をつくることが可能となります。
骨盤体操で常に骨盤を意識すること
出産直後は骨盤をガードルで引き締めると効果的ですが、2カ月目からは骨盤をしっかりと元の位置に戻すために骨盤体操を取り入れましょう。骨盤体操は立った状態で足を肩幅に広げ、腰に手を当て、腰を左右に10回グルグル回すだけなのでとても簡単です。目安としてはこれを1日3回、家事の合間にできるので習慣化しやすいのもうれしいですね。もし回しにくい場所がある場合は、骨盤に歪みが生じている可能性があるので、入念に回すようにしてくださいね。
ビタミンB6を積極的に摂ることも重要
赤ちゃんを母乳で育てている場合、重要なのがママの栄養管理です。特に、ビタミンB6はタンパク質に働き、皮膚の新陳代謝を活発にしてくれる効果があるため、おなかのたるみを戻すためには欠かせません。ビタミンB6はカツオやマグロ、レバーなどに豊富に含まれていますので、積極的に食べるようにしましょう。苦手な人はサプリメントで補っても良いですが、ビタミンB6だけを摂ればいいというわけではありませんから、基本は一汁三菜というような、バランスの良い食生活も心がけてくださいね。
おわりに
産後におなかの皮がたるむ原因と戻し方についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?産後のケアは焦らず、毎日継続することが一番の近道です。くれぐれも無理はせず、体調と相談しながら正しいケアを実践し、できるだけ早く元の体形を取り戻せるよう頑張りましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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