3.カルシウムの摂取におすすめの食事
三つ目はカルシウム。特に母乳で育てている場合、ママのカルシウムが母乳を通して赤ちゃんに渡ります。カルシウムの摂取が不足すると、不足分のカルシウムはママの「骨」からとられて、結果、骨密度の低下にもつながっていきます。
カルシウムと言えば……そう!乳製品!
母乳を出すことによって自分が失ったカルシウムを他者(牛)の乳で補うというのも少し滑稽な気もしますが、昔からカルシウムと言えば牛乳です。乳製品にはさまざまな手法でつくられたものがあり、そこに含まれる脂肪分もさまざま。
バターは脂の塊なのでわかりやすいですが、生クリームやチーズも相当量の脂が含まれているので、乳腺炎予防のため、とり過ぎには注意しましょう。そこで、一番のおすすめはヨーグルト。言わずと知れた乳酸菌効果による便秘解消効果はもとより、ドライフルーツなどを加えればミネラルなどもとれ、ちょっとしたスイーツ感覚も味わえます。
丸ごと食べられる小魚をおやつ感覚で
煮干しには塩分無添加でそのまま食べるためにつくられたものがあります。その小魚を耐熱皿に重ならないように広げ、電子レンジでランプをせずに加熱すると、水分が飛び、パリパリになります。スナック菓子のような食感で気軽に食べられ、カルシウムの補給にもなります。食塩が添加してある煮干しでつくった場合は、塩分のとり過ぎに注意してください。
カルシウムだけじゃダメ。ビタミンDも忘れずに!
カルシウムは単体で摂取しても、体の中にうまく吸収できません。そんな時、骨への吸着をサポートしてくれる栄養素がビタミンD。イワシなどの小魚やキクラゲや干しシイタケなどのきのこ類に多く含まれるとされるこの栄養素。
実は食べ物からだけでなく、直射日光(紫外線)を浴びることで体内でつくることができるのです。紫外線の害が知られるようになってから、紫外線を敵とみなす風潮がありますが、短時間の日光浴はいい影響をもたらしてくれることも忘れずにいたいものです。
おわりに
必要な栄養素もとり過ぎると害になることもあります。一度に多くとるのではなく、継続してとることを心がけましょう。規則正しい生活を送ることは夢のまた夢でも、必要な栄養素をとることはちょっとした心がけ次第。
「1食1食のバランスは悪くていい、1日通せばバランスよく食べられた」くらいのゆるい気持ちで産褥期を乗り越えましょう。ママの健康は赤ちゃんの健康につながることを忘れずに。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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