つい言ってしまう「勉強しなさい!」が子どもにとって逆効果になる六つの理由

「勉強=いやなモノ」と思っていませんか?

親子の疑問
「勉強しなさい」と子どもに口酸っぱく言うお父さん、お母さんは勉強が好きでしたか? 「勉強しないと社会に出てから困ると!」と、勉強が苦役であるかのようなイメージで子どもに語っていませんか? 親のイメージは子どもに伝わりやすいものです。

親が抱く勉強のイメージは伝わりやすい

親が「勉強はイヤなもの」「しないといけないからするもの」という意識が強いと、子どもも同様の意識を持ってしまいがちです。勉強に対して悪い印象を与えないようにすることが理想です。親に勉強に対する悪い印象がある場合、簡単に消すことは難しいものですが、あえて消す必要はありません。学校の勉強の中で、漢字の書き取りや理科で花の絵を描くことなど、ひとつでも熱心に取り組めるものがあれば、好きなことに多くの時間を使ってもかまいません。そのうち、他の教科も取り組めるようになります。

勉強を理由に好きなことに制限をかけない

自主的に勉強する気配がない子どもに、どうすればいいかわからないと困っている方も少なくないかと思います。そんなとき、やってはいけないのが「勉強しないなら○○しちゃダメ」と、好きなことに制限をかけること。絵を描いたりゲームをしたり、あるいは習い事などに一生懸命夢中になっていることを、勉強とてんびんにかけて取り上げる必要はありません。なにかに打ち込める子どもは、自主性も育ちやすいと言われています。今は進んで勉強する気持ちが持てなくても、子どもの心の中に「勉強もしなくちゃ」という自主性と使命感が育つのを待ってみましょう。

おわりに

子どもを机に向かわせるうえで、「勉強しなさい」という言葉にはあまり効果がありません。子ども自身が勉強しやすいよう親が環境を整え、フォローをするほうが子どもの抵抗感も少ないようです。すぐに効果が上がるものではありませんが、「一緒にがんばろう」という気持ちで子どもを見守ってくださいね。

ピックアップ

塾に通わせる? 学校の勉強で十分? 小学生の学習塾事情
塾に通わせる? 学校の勉強で十分? 小学生の学習塾事情
最近は、小学生が学習塾に通うのも当たり前のようになってきました。一昔前では、子どもは元気に外で遊ぶのが仕事とされていましたが、今では大半...
勉強もスポーツも得意な子に!子供の睡眠時間と脳の発達
勉強もスポーツも得意な子に!子供の睡眠時間と脳の発達
小さな子どもを持つ、保護者の方の中には、「子どもに勉強もスポーツや得意な大人になってもらいたい」といった理由から、さまざまな習い事をさせ...
効果あり?「褒めて伸ばす」教育方法とは
効果あり?「褒めて伸ばす」教育方法とは
子どもが大きくなってものごころがつきだすと、親は教育方法について考え始めることでしょう。子どもを褒めて伸ばすべきなのか、怒って伸ばすべき...

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

アプリで
たまGoo! がもっと便利に

iPhone,AndroidのアプリでたまGoo!が便利に。

たまGoo!が便利なアプリになりました。
ちょっとした時間にチェック、電車の中でもサクサク快適。
たまGoo!をより近くに感じてください!

トップへ戻る