「勉強=いやなモノ」と思っていませんか?
「勉強しなさい」と子どもに口酸っぱく言うお父さん、お母さんは勉強が好きでしたか? 「勉強しないと社会に出てから困ると!」と、勉強が苦役であるかのようなイメージで子どもに語っていませんか? 親のイメージは子どもに伝わりやすいものです。
親が抱く勉強のイメージは伝わりやすい
親が「勉強はイヤなもの」「しないといけないからするもの」という意識が強いと、子どもも同様の意識を持ってしまいがちです。勉強に対して悪い印象を与えないようにすることが理想です。親に勉強に対する悪い印象がある場合、簡単に消すことは難しいものですが、あえて消す必要はありません。学校の勉強の中で、漢字の書き取りや理科で花の絵を描くことなど、ひとつでも熱心に取り組めるものがあれば、好きなことに多くの時間を使ってもかまいません。そのうち、他の教科も取り組めるようになります。
勉強を理由に好きなことに制限をかけない
自主的に勉強する気配がない子どもに、どうすればいいかわからないと困っている方も少なくないかと思います。そんなとき、やってはいけないのが「勉強しないなら○○しちゃダメ」と、好きなことに制限をかけること。絵を描いたりゲームをしたり、あるいは習い事などに一生懸命夢中になっていることを、勉強とてんびんにかけて取り上げる必要はありません。なにかに打ち込める子どもは、自主性も育ちやすいと言われています。今は進んで勉強する気持ちが持てなくても、子どもの心の中に「勉強もしなくちゃ」という自主性と使命感が育つのを待ってみましょう。
おわりに
子どもを机に向かわせるうえで、「勉強しなさい」という言葉にはあまり効果がありません。子ども自身が勉強しやすいよう親が環境を整え、フォローをするほうが子どもの抵抗感も少ないようです。すぐに効果が上がるものではありませんが、「一緒にがんばろう」という気持ちで子どもを見守ってくださいね。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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