算数は他の教科に比べて、好き嫌いがはっきり分かれる教科。親御さんのなかにも、“算数”ときいただけで「算数、苦手だったな」と昔のテストの点数を思い出してしまう人も多いのでは?
低学年では算数が得意だったのに中学年でつまずき高学年ではついていけなくなってしまうパターンが多い算数。しかし、なぜ苦手なのか原因さえわかれば、克服することはできるはずです。
算数が苦手な子に共通する三つの特徴
実は算数が苦手という子にはある共通点があるようです。ここでは主に三つに分けて、その特徴をみていきます。
計算ミスが多い
算数は計算問題がメイン。数字は国語などと違い、完全に正確でなければ〇はもらえません。文章問題でも、式は合っているのに計算が間違っているせいで×になってしまうことも多いのです。
しかしテストの結果だけをみて一喜一憂し、なぜ計算を間違ったのかという原因を突き止めないため、次のテストでも同じような計算ミスをして、また悪い点数を取り、算数に苦手意識を持つ…という悪循環に陥っているのです。
文章問題ができない
国語の読解力がないために質問の意味がわからないせいで苦手意識が働く子も多いようです。
文章問題が解けない子の多くは、あまり意味を考えず授業で教わったパターンに自動的に当てはめて片づけようとするため、応用がきかなくなってしまっているのです。
計算ドリルを習慣にできていない
宿題で算数ドリルを出されることがあると思いますが、小学生の間は毎日1ページ程度の計算問題を解くことがとても重要です。
10分程度で終了するプリントを継続的にやるかやらないかで、その後に大きな差が生まれます。その習慣づけができていないと授業についていけず、ますます苦手意識が強くなってしまうのです。
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算数が苦手な子に共通する四つの悪習慣
算数の成績が伸びない子は、ふだんの学習習慣にも共通の問題点があるようです。思い当たる習慣があれば、やめるだけで成績が改善するかもしれませんよ。
共通点1 授業中、先生の板書を写すことに集中してしまう
先生が黒板に書いた解法をそのままノートに写すだけでは頭に入りません。黒板に整理された内容はあくまで解き方の過程(式と式のつながりや論理のつながり)を省略したもので、先生は語りでわかりやすい解き方を補っているのです。
ですからそれを聞き逃してノートを写すことだけに一生懸命になっていると、あとからそのノートをみてもどうやって答えを導き出したのかわからなくなってしまうのです。
共通点2 ノートに書く図が小さい
図を書かないで解決する算数・数学の問題は、計算問題をはじめとする2割程度。図は式より重要です。
苦手な子は面倒くさいのか、図を小さく書く傾向があり、それが理解の妨げになっている可能性もあるようです。
できるだけ定規を使い、大きく正確に書くことが大切です。図の正確さが、正確な理解につながります。正確な図が脳にインプットされていると、本番でも正確に図を書けて、正しい答えを出すことができます。
共通点3 わからないときにすぐ質問しない
恥ずかしいからといってわからないことを質問しないとますますわからなくなってしまいます。質問の仕方がわからない場合、例えば「なにこれ?」と思ったとき、ノートや問題集の該当箇所に「?」マークを大きくつけて、それを先生に見せながら「?」の部分がよくわかりませんといえば簡単に疑問を解決できるはずですよ。
共通点4 解くだけで答え合わせと解き直しをしない
家庭学習や宿題をやるとき、ただノルマをこなすだけになっている子が多いようです。答え合わせをしたとしても○が多いと安心してそこで終わらせてしまうのは×。正解した問題から学ぶことは少ないのです。不正解だった問題からしか学べないのだということを、子どもたちは知りません。この点を、ぜひ教えてあげましょう。そして間違った問題は必ず解き直しをすることが大切です。
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