【保育監修】公園での子ども同士のトラブルを未然に防ぐ三つの方法

それでもけんかが起きてしまったら

子どもとキスをする親
いくら親が注意して観察していても、子どもが完全に成長しきるまで何のトラブルもなく過ごすことは難しいことです。このため、子どものトラブルは起きてしまうということを前提に、あらかじめ対処法を考えておくべきです。

注意はしていても、けんかが起きてしまったら

仲良く遊んでいたのに、思い通りにならないことがあると急に周囲にあたってしまったり、気分のムラも激しかったりする年頃。ちょっとのすきに言い合いや、押し合いを始めてしまったら、まずは「けがをする、またはさせる可能性」をポイントに、見守るのか介入すべきかを判断します。介入する際にも焦らず冷静に、子ども同士が和解しやすくなるための方法を考えましょう。

謝罪の仕方や双方の気持ちを配慮する

けんかに発展しても、意外にも子ども同士で解決することもあります。しかし大半の場合は言葉でしっかりと意思表示をして解決するというまでは至らない年齢です。仮に自分の子がやられた側であっても「一緒に使いたかったんだね」等、相手の気持ちを代弁してあげることで仲直りしやすい空気を作るための介入は有効です。親同士の謝罪のやり取りや介入から、子どもたちはしっかりと仲直りの方法を学んでいくはずです。

子どもの気持ちを読み取り、理解していることを示す

周囲とのトラブルを避けることで、子どもとの信頼関係に影響が及ぶ可能性もあります。例えば、自分の子どもが遊んでいた道具を他の子が半ば強引に奪ってしまい、自分の子が怒って取り返そうとする場面では、トラブルを回避したいがために「自分の子に我慢させる」という判断を取る方も多くいます。うまく他のおもちゃや遊具に興味を向け、「これはもういいから貸してあげる」と納得できれば問題ありません。しかし、自分は悪くないのになぜか怒られて我慢を強要されたという経験になってしまうと、自分の気持ちを分かってもらえなかったという思いが残ってしまいます。場面の切り替え方や、子どもの気持ちを考慮したフォローを心がけましょう。

おわりに

子ども同士のけんかは歯止めがきかず、時にはけがやトラブルにつながる可能性もあるため、できれば避けたいのは当然です。しかし、一方でけんかは子どもの意思を思い切り表す手段でもあり、けんかを通じてさまざまな感情を経験し、成長していきます。一番大切なことは「けんかを防止するあまり子どもの意思表示の場をなくしてしまう」ことのないように、人に危害を加えることは阻止する・トラブルになるまで放置しないという基準を設けることをおすすめします。

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