休日に限って子どもが早起きするという経験がある家庭は、結構たくさんあります。早起きは決して悪いことではありませんが、休みの日ぐらいゆっくりしたいのにと、どの親も思っていることでしょう。では、なぜ休日に限って子どもは早起きするのでしょうか。実はいろいろな理由があるのです。理由を知って対策を立てれば、もう少しゆっくり寝てくれるかもしれません。ここでは、子どもが休日だけ早起きをする原因と対策法をご紹介します。
身体的な要素で早く起きるパターン
まずは、子どもが休日に限って早く起きる原因について見ていきましょう。子どもが早く起きる原因には、体の機能面に関する「身体的な要素」と心が関係する「精神的な要素」があるといわれています。ここでは、身体的な要素について見ていきましょう。
空腹感により早く目覚めてしまう
身体的な要素で目が覚める理由で多いのが、おなかがすく空腹感です。
休日の日になぜ空腹感で目が覚めるのでしょうか。理由は前日の就寝時間に関係します。普通の日も休日の前日も、晩御飯を食べる時間は多くの場合だいたい同じです。しかし、休日の前日は次の日が休みでゆっくりできるため、就寝時間は遅くなりがちです。就寝時間が遅いとそれだけ活動時間が多くなり、エネルギーが消費されるので、いつもより早く空腹になり、休みの日にいつもより早く目が覚める結果となります。
口乾感や尿意により早く目覚めてしまう
身体的な要素で目が覚める理由として、空腹と同じく多いのが、喉が渇く口乾感と尿意です。
喉が渇く口乾感については、部屋の空気の乾燥など気温や湿度に関係します。尿意については、空腹感と同じように、前日の就寝時間に関係します。次の日が休みでゆっくりできるため、休日の前日の方が就寝時間は遅くなります。就寝時間が遅くなるということは、遅い時間まで必要以上の多くの水分を補給しているため、尿意がすぐに起こり、休みの日にいつもより早く目が覚める結果となります。
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精神的な要素で早く起きるパターン
子どもが休日に限って早く起きる原因で、体の機能面についての身体的な要素以外のものとして、心が関係してくる精神的な要素があります。大人の場合、精神的な要素といえば代表的なものはストレスですが、子どもの場合はどのようなものでしょうか。ここでは、精神的な要素について見ていきましょう。
好きなことをする高揚感で早く目覚めてしまう
幼稚園や保育園、小学校などに通う子どもは、平日は決まった時間におき、決まった行動をし、決まった時間に寝るということを繰り返しています。そのため、子どもでも多少の窮屈感があり、知らず知らずのうちに、平日の朝は少しでも長く布団の中に入っていたいと思うこともあるでしょう。しかし、休日は普段の決まり事から解放され、好きなことができる高揚感があるため、無意識のうちに、いつもより早く目が覚めてしまいます。しかも、とても元気なので親としては大変です。
好きなテレビがある高揚感で早く目覚めてしまう
こちらも高揚感の一つではありますが、特に未就学児から小学生低学年にかけては多い現象の一つです。休みの日は朝から子ども向けの番組が多く、楽しみにしている子どもも多くいます。大人でも次の日に楽しいことがあれば、少し早めに起きてしまうことがありますよね。それと同じで、子どもも次の日に楽しみにしている子ども向けの番組があれば、その高揚感により、無意識のうちにいつもより早く目が覚めてしまうことがよくあります。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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