不登校の原因が本人にある場合の対処法
子ども本人に原因がある場合も、不登校になることがあります。原因として考えられるのは、ADHDやLD、広汎性発達障害などの軽度発達障害や、メンタル面の病気などが考えられます。このような場合に親が取るべき対応は、どんなものがあるのでしょうか?
軽度発達障害が不登校の原因になることも
ADHDや広汎性発達障害、アスペルガー症候群、LD(学習障害)などの軽度発達障害を持っている子どもは、対人コミュニケーション能力に問題があり、集団生活になじめない傾向があります。障害からくる特性のせいで友達との関係がうまく行かず、先生にもしかられてばかり。その結果、不登校になるというケースが多いのです。
軽度発達障害の疑いがある場合はまず担任に相談を
「わが子に発達障害があるかもしれない」などと、親としては考えたくないことですよね。しかし、もしも本当に発達障害を持っているのなら、なるべく早い時期に専門の医療機関を受診することが大切です。発達障害が原因の対人トラブルで不登校になっている場合、親や周囲の人間の正しい理解と対応が必要になってきます。まずは、多くの子どもたちを見てきている担任に相談してみましょう。
不登校の原因は一つだけとは限りません
子どもの不登校の直接的なきっかけが「いじめ」や「けんか」であったとき、もしも子どもが発達障害ならば、原因は子どもの発達障害にあるので、いじめの問題を解決しても根本的な解決にはなりません。また、さらに家庭の問題も重なっているかもしれません。しかし、原因を突き止めようとしたとき、浮かび上がってくるのは不登校のきっかけにすぎない「いじめ」や「けんか」です。このように不登校の原因は、単純ではなく複雑にさまざまな要因が重なり合っていることも多いのです。
おわりに
不登校には大きく分けて三つの原因があげられますが、複雑に重なり合っている場合もあり、親の力だけでは解決が難しいことも多いもの。親だけで抱え込ますに担任やカウンセラー、医師などの専門家の力を借りて連携を取ることが解決へつながる近道です。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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