保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
子どもの成長はめまぐるしいです。その中でも小学校入学となると、本格的な勉強や規則正しい生活リズムが確立することから急に子どもが成長したように感じます。
では、子どもが小学校に入学するまでにできるようにするべきこと、やっておくとよいこととはなんでしょうか。今回は勉強面での小学校入学までに必要な就学前準備について考えましょう。
勉強するための基本姿勢を覚えよう
小学校の勉強の基本はまず勉強に対する姿勢です。しかし、小学校では、ひとりひとりのペースに合わせて授業を進めるわけではありません。そのため、勉強をするために必要な姿勢や態度は、入学前から身に付けておきましょう。
授業態度は日常生活から
小学校の授業は、だいたい45~50分間あります。その間は、先生の話や友達の発表を聞き、じっとしていなければなりません。人の話を聞くときは、話している人の方を向きます。小学校の授業でよく注意されることのひとつです。また授業では、自分で発言することも大切です。家庭での日常会話やコミュニケーションがここで生かされます。
鉛筆やノートの使い方を学ぶ
小学校で一番初めに教わることは、鉛筆とノートの使い方です。文字をきれいに書くためには、正しい鉛筆の持ち方とよい姿勢が必要です。そのため、鉛筆の持ち方は事前にマスターしておくと入学後がスムーズです。小学校では科目ごとにノートの種類が異なります。マスや線からはみ出さず、きちんとノートを使えるように練習しておくと安心ですね。
自分のものを管理・準備する
小学校の授業では教科書、ノート、鉛筆、消しゴムなどたくさんのものを使用します。友達も同じようなものを使用しているので間違えないよう、自分のものは自分で管理できるようにしましょう。自分のものをしっかり管理できるようになれば、ものをなくしたり、落としたりということも少なくなってきます。
また持ち物は自分で準備するよう練習しておけば、小学校に入り時間割をそろえたりすることもスムーズに行えるようになります。
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小学校で学ぶ前に予習をする
小学校の授業で最初に教わるのが、数字とひらがなの書き方です。授業では一文字ずつ丁寧に教わるので、事前に予習していなかったと心配する必要はありません。しかし、少しでも読み書きができていると、とても便利です。特に、自分の名前は読み書きできるようになっているとよいでしょう。
ひらがなを覚える
幼児期の頃から、ひらがなは生活の中で何気なく目にしています。そのため、覚えるきっかけがあれば、いつからでも練習できます。例えば、好きなアニメの絵本やひらがなを使ったおもちゃなど遊びから入るやり方です。子どもの好奇心や探究心でひらがなを習得させます。また、家族で手紙や交換ノートをすることで、文字だけでなく自然と文章をつくる力までつけることができます。
数字を覚える
数字も覚え始めのきっかけがあれば自然と覚えることができます。例えば、お菓子やジュースを買うときの値段や個数です。家族と買い物をするときも子どもは自然とやり方を見ています。エレベーターの階数や電話番号などをきっかけに覚えるのもおすすめです。子どもはボタンが好きなので押しながら覚えていきます。
応用編、カタカナを覚える
カタカナは、ひらがなより見た目が無機質で覚えやすいように見えますが、似ている形が多く覚えるのに苦戦する子どもが多いです。まずは、カタカナに興味を持ち始めることです。好きなキャラクターの名前などから覚えると効率的です。子どもがカタカナに興味がなければ、無理強いしなくて大丈夫です。
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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。
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