幼い子どもの育児をしながら、買い物やランチなどお出掛けをする場合に気を付けたい公共マナー。公共の場での授乳やベビーカーの使用、その他さまざまな場面でママが無意識の内に、周囲への迷惑となっている可能性もあるのです。同じ空間にいる一人ひとりが気持ち良く過ごせる様、回避すべき非常識な行動と、正しい対応について認識しておきましょう。
スーパー・コンビニでの非常識行為
日々の生活に欠かせないのがスーパー・コンビニでの買い物です。子どもが大好きなお菓子やジュースなどが並ぶスーパーは、子どもにとってはパラダイスなので、小さい子ども連れての買い物にママも一苦労でしょう。まずは買い物をする際に注意しておきたい「非常識行動」からご紹介します。
店内を騒ぐ・走り回る子どもを放置
小さい子どもを連れて買い物をする場合、一瞬目を離したすきに姿がない、ということは多々あります。子どもがスーパーなどの広い敷地内を走り回ったり、大きな声で騒いだりしている場面は比較的身近な光景ではないでしょうか。子どもだから仕方ない、と思って興奮してはしゃぐ子どもを放置していては「非常識」確定です。騒ぐことでの迷惑はむろんのこと、不注意に商品の棚や人にぶつかり、お店のものや周りの人へ害を与える可能性や、子ども自身がけがをする可能性もあります。店内では目を離さず、距離を置かない様に、日頃から根気強く言い聞かせましょう。
商品を触る・会計前の飲食を容認
多くの食品が並ぶ店内で、会計前の商品を開ける、食べる・飲むという行為は、非常識ということは言うまでもありません。しかし、大人が見ていないすきに子どもが商品を開けてしまったり、汚してしまったりすることもあります。親が「どうせ買うんだからいいでしょ」と開き直っては言語道断です。「子どもがしてしまったことだから」と安易に捉えず、良識をわきまえましょう。
ベビーカーのエスカレーター利用
大型のスーパー、ショッピングモールなどで、特に「非常識」な行動として問題とされているのが「ベビーカーでのエスカレーター移動」です。小さい赤ちゃんをベビーカーに乗せている場合、いちいちエレベーターを利用するのはとても手間になります。だからといってバランスのとりにくいエスカレーターにベビーカーごと乗るという行為は、エスカレーターをふさぎ周囲へ迷惑となる以外にも、大きな事故やけがにつながる恐れがあります。エスカレーターでのベビーカー利用は禁止行為です。時間がかかっても、必ずエレベーターを利用するか、折り畳んだ状態で使用するようにしましょう。
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飲食店・フードコートでの非常識行為
買い物ついでのランチや、週末のお出掛けなどで子どもと一緒に食事をする場面、気を使っているつもりでも、案外周囲からは「非常識」な目で見られている可能性もあります。非常識行動に当てはまらない様、注意しておきましょう。
ついやりがち?飲食店への持ち込み
飲食店を利用する際、大人と同じメニューが食べられない子どものために、あらかじめ用意してきた離乳食やパン、子ども用ジュースなどを持ち込み食べさせるという場面は、一見よくある光景ではないでしょうか。しかし、基本的には飲食店を利用する際の持ち込みは非常識行為の一つです。ファミリー向けのショッピングモール等にあるフードコートでは、子ども向けのメニューが用意されていることが比較的多く見られます。離乳食が必要な赤ちゃんの場合には、あらかじめ用意したものを持ち込むしかないという状況も理解できますが、マナーとして事前に了承を得た上で利用しましょう。
ドリンクバー・サラダバーを荒らす
ファミリーレストラン等にあるドリンクバーやサラダバー。セルフサービスで好きな量を自由にとることができると言っても、他の人と共有する上でのマナーは守らなければなりません。盛り付け用のトングを元の位置へ戻さない、一度とったサラダを戻す、混ぜるなど、子どもにとっては無意識にやりがちな行為も他人にとっては迷惑になります。食品を扱う場所では特に、使った場所を清潔に保つという衛生面への配慮が必要です。トラブルを防ぐためには、子どもだけでとりに行かせず、必ずママも同行する様にしましょう。
店内を走り回る子どもを放置する
子連れ同士、気の合うママ友と一緒にランチというのは、日頃の子育ての悩みを共有できたり、大人同士の会話を楽しんだりと、ストレスを解消できる貴重な時間です。しかし会話に夢中になるあまり、子どもが店内を走り回るなど、他のお客さんの迷惑となる行動をとっていたとしても、気付かない・放置するといった状況に発展してしまうこともあるでしょう。または気付いていても、「ダメだよ~」と軽く声をかけるだけで会話を続け、注意したつもりになって終わるというケースも見られます。さらに子どもだけではなく、ママ同士の会話が盛り上がり、周囲の迷惑となっていても気付かないという事態にまで発展しては「非常識な大人」認定です。飲食店はあくまでも「食事をするための場所」という意識を常に持ちましょう。
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3歳の息子を育児中のシングルマザーです!製菓専門学校を卒業し、子供とお菓子作りが趣味です!
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