小さな子どもを車に乗せる際には、チャイルドシートを取り付けなければなりません。そして、子どもが少し大きくなってくると、チャイルドシートからジュニアシートに切り替えます。この切り替え時期について悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。一般的には、子どもが2歳になった頃にジュニアシートへの切り替えを考え始める場合が多いようです。
それではジュニアシートに切り替える時期について、考えてみましょう。
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ジュニアシートとチャイルドシートの違い
まず、ジュニアシートとチャイルドシートがどのように違うのかを理解しておく必要があります。車の座席シートは大人の体格に合わせて作られています。子どもは身体が小さいため、そのまま座ると身体の大きさに合いません。シートベルトを締めるのも困難でしょう。
もし、万が一事故に遭ってしまった場合には、大人以上に危険にさらされてしまいます。事故に遭わなくても、急ブレーキをかけたときに、座席から飛び出してしまう可能性もあります。そこで、子どもの安全性を確保するために使用されるのがチャイルドシートです。大人用の座席シートの上に取り付けます。
ジュニアシートが使えるのは小学4年くらい?
子どもと一口に言っても、成長段階によって身体の大きさが異なるため、チャイルドシートの大きさも、子どもの成長段階に合わせて異なるものが使われます。中でも比較的大きなものがジュニアシートです。学童用で体重15~36キロ、身長135センチ以下が目安とされています。個人差もありますが平均して小学4年までぐらいでしょうか。
これに対してチャイルドシートは、基本的には幼児用のものを指します。体重9~18キロ、身長100センチ以下が目安です。他に、首が据わっていない乳幼児用のものもあり、ベビーシートと呼ばれています。チャイルドシートという言葉は狭義で使われることも多いですが、広義ではジュニアシートやベビーシートも含めてチャイルドシートと言います。
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6歳未満の子どもは法律上の着用義務あり
道路交通法により、6歳未満の子どもを車に乗せる場合には、チャイルドシートの着用が義務付けられています。この場合のチャイルドシートは広義の意味で、ジュニアシートも含みます。チャイルドシートとジュニアシートの目安となる体格と、子どもの体格を見て、切り替えるのが適切でしょう。
2歳児の平均身長は男女ともに85センチ、体重は男児が12キロで、女児が11キロです。平均的な体格の子どもであれば、チャイルドシートでもまだまだ間に合い、ジュニアシートに切り替えてもさほど問題ありません。体格のよい子どもや身体の成長の早い子どもであれば、チャイルドシートでは少しきついかも知れません。その場合にはジュニアシートに切り替えましょう。
下に弟や妹がいるかどうか
一人っ子であれば、身体の成長に合わせて、チャイルドシートからジュニアシートに切り替えるという方法で問題ありません。しかし、下に生まれたばかりの弟や妹がいる場合には少し早めに切り替えてもよいでしょう。下の弟や妹が、首が据わってベビーシートを使わなくなったら、チャイルドシートが必要になります。
上のお子さんが2歳でまだチャイルドシートを使わせると、下のお子さん用のチャイルドシートを新たに購入しなければなりません。1年後に上のお子さんが3歳になってジュニアシートに切り替える際に、今度はジュニアシートを購入することになります。一方でチャイルドシートは2個あり、使うのは1個だけという状況になるでしょう。
無駄のない切り替え時期は?
下のお子さんがベビーシートからチャイルドシートに切り替えるタイミングで、上のお子さんがチャイルドシートからジュニアシートに切り替えれば、無駄がなくて済みます。上のお子さんが使っていたチャイルドシートを、そのまま下のお子さんに使わせることができるというわけです。
ただ、上のお子さんの体格が小柄だったり、身体の成長が遅めだったりした場合には、無理をしてジュニアシートに切り替えない方が安全です。ジュニアシートの目安の体格になってから切り替えましょう。
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