赤ちゃんには何を話しても分からないから、しつけをするのは1歳を過ぎたあたりから・・と考えてはいないでしょうか。しかし、しつけを始める時期は早ければ早いほどよいといえます。といっても、0歳の赤ちゃんに食べ方を厳しくしつけたり、言葉できつくいったりしても効果はありません。この時期に大切なことは、後につながる「しつけのどだい」を築くことです。以下に詳しくご説明しましょう。
しつけとは?
一般的に「子供をしつける」というと、悪いことをしたときにしかったり、マナーやきまりを教えたりするイメージがあると思います。確かにそうしたことも「しつけ」ですが、0歳の赤ちゃんに行うしつけにはまだ早すぎます。
ここで、「しつけ」の根本に立ち返って考えてみましょう。子供にしつけが必要な理由は、家庭や近所、のちには学校、将来は会社というコミュニティーの中できちんと自分の気持ちや考えを伝えながらも、相手の気持ちをくみ取り、自分も相手も幸せに暮らせるようにするためです。時々、「しつけがなされていない」お子さんに出会うことがありますが、他の人の気持ちをくみ取れず、わがままに振る舞ったり、他の子のおもちゃを奪ったり、逆に自分の気持ちを表現できずに、自分の殻に閉じこもったりしています。こうした社会性は自動的に身につけられるわけではなく、主に家庭で身につけていくものです。それを教えることが「しつけ」です。
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しつけは0歳から始めるべきなのはなぜか?
もちろん、上にあげたような社会性を0歳の赤ちゃんが認識できるわけではありませんが、大切なのはその時点から、後に行うことになるしつけの基盤を作っておくことです。つまり、赤ちゃんが愛されているという自己肯定感を持てるようにし、信頼できる人がそばにいるということを感じられるようにしてあげることが大切です。こうした基盤が据えられないまま、1歳になってから行うしつけ、つまりマナー、やるべきこと、やるべきでないことを教える段階に入っても、ついつい頭ごなしに行うしつけになり、親も子供も余裕がなくなってしまいます。
上記の理由から0歳児の赤ちゃんに行うしつけとは、赤ちゃんとのコミュニケーションを頻繁に取るということに尽きるでしょう。忙しいお母さんたちはついつい何も話しかけず、黙々と仕事をこなすように赤ちゃんのお世話をしてしまいますが、離乳食をあげるときも、おむつを替えるときも、「今日はお天気がよいから、ご機嫌がいいね」とか「いっぱい泣いたね。じゃあ、ねんねしようか」というように、赤ちゃんの気持ちに寄り添うような言葉がけをしましょう。また、言葉がけ以外にも、赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあげたり、添い寝をしながらスキンシップしてあげたりすることも赤ちゃんに安心感を与える大切な方法です。
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30歳。AB型。主婦。
主婦歴4年目に突入。実家に旦那と引っ越して、妊娠と出産に向けて本腰をいれて貯金と妊活を開始。30歳になる手前で第一子を妊娠し、無事に出産。現在は子育てと両立しながら、妊娠するうえで大切な基礎体温から妊婦生活を送る上で気をつけるべきことなど、「生活」に関する記事の執筆を主に担当。
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