効果的に叱る三つのコツをつかもう
できれば子どもを叱りたくはないし、子どもも優しいパパママが好きですよね。でも叱られた後、子どもが前向きな気持ちになれる効果的な叱り方ができれば、子どもは叱ることで大きく成長してくれます。そんな叱り方のコツをご紹介します。
「今」のことだけを短く簡潔な言葉で叱る
小さい子どもは長い文章で話しても、その一部分しか理解できません。ですから「今」なにがいけなかったのか、どこが間違っていたのかということだけを短く叱ると効果があります。「昨日○○のときも○○したじゃない!」など過去の言動を引っ張り出したりすると、結局なんのことを怒られたのかわからなくなってしまうからです。
一緒に考えられる前向きな言葉で叱る
もう一つ心がけることは、その子の人格を全否定するような言葉や未来まで否定するような言葉を使うのは絶対にNGです。「いつもだめなのだから!」「絶対できないでしょ!」などといわれてしまったら、子どもは自己否定感が強くなり何事にも自信のもてない人になってしまいます。大切なのは、今は失敗してしまったけれど次は失敗しないぞと思わせるような叱り方をすることです。「どうしてたたいちゃったのかな?」「どうしたらよかったと思う?」など子どもが自分でも答えを考えられるような問いかけ方をすると効果的です。
愛情のこもった温かい言葉で叱る
結局は叱るということの前提に「この子をよくしてあげたい。」というパパママの気持ちがあれば、叱る言葉にも自然に愛情が入ります。子どもはパパママの言動にとても敏感ですから、同じ言葉でも愛情の有無を感じ取っているはずです。たとえ強い口調で叱らなければならず、そのときは泣いたとしてもそこに愛情があれば必ず子どもの心には響くのです。
もし怒ってしまったら素直に謝ろう
パパやママだって疲れているときや、イライラしているとき思わず感情に任せて怒ってしまうことはあるでしょう。それは人間であれば多少は仕方のないことで、怒らないように我慢ばかりしてはストレスが溜まってしまいます。思わず自分の感情をぶつけてしまったなと思ったときは、子どもがまだ小さいからとごまかさずに素直に謝りましょう。「ごめんね、ママちょっと疲れちゃって怒っちゃったけど、○○ちゃんがこうしてくれるとうれしかったな。」など…。パパママの素直な言葉は子どもにも必ず伝わります。
おわりに
子どもが将来「怒られた」と感じるか「叱られた」と感じるかはパパやママの愛情の有無が決め手です。叱った子どもを「間違っちゃったけど大丈夫、これからがんばれ!」という気持ちでギュッと抱きしめたくなるような、そんな叱り方ができるといいですね。
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小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
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