いじめは、その時だけ、その場だけで終わるものではない
いじめに関する定義が文部科学省から出ているのを見てもわかるように、人の人生でいじめに遭遇する確率が高いのはまず学校などの集団です。毎日顔を合わせる相手からいじめを受けても、いまだけだから、となんとかごまかそうとする大人は多いものですが、いじめ被害者にとって、いじめはその時その場だけで終わるものではないのです。
いじめ後遺症
いじめ後遺症とは、いじめを受けた被害者が、いじめを受けたことをきっかけにして心の病を発症してしまうことを指します。
いじめによって心に受けた傷は、学校を卒業したとしても、また、その職場をやめたとしても、被害者の心の中にはのこり続けるのです。それによって、他の集団に所属することができなくなってしまったり、将来的に、うつなどの精神的な病を発病したりする確率が高いそうです。
おわりに
いじめの定義について考えてみました。いまでは、学校だけでなく、職場や家庭でのさまざまなハラスメントが話題になっていますよね。学校でのいじめをそのまま社会に出てからしたとすれば、それはあきらかに犯罪となります。年齢が上がっているから、ではなく、犯罪行為をしているという意識が欠如したまま大人になってしまっているからです。いじめは犯罪行為であるという意識を持つと、社会の見え方が大きく変わってきます。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
40代前半。15年間の義両親同居のモラハラ生活を経て離婚、現在は15歳の長男と10歳の次男と3人で暮らしています。子どもたちにはそれぞれ特徴のちがう発達障害があります。離婚後、保育士資格を取得し、いかに自立していくかを模索中です。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。