最近では、少子化傾向で核家族化も進み、一人っ子の家庭が増えています。家族の在り方は人それぞれですが、一人っ子の男の子の性格や特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。一人っ子の男の子をお持ちのご両親は気になりますね。子どもには一人一人個性があるので単純に枠にはめることはできませんが、今回は、一人っ子の特徴と合わせて、上手な育て方を伝授します。
一人っ子の男によくみられる困った傾向
日本では、1950年の合計特殊出生率が3.65だったのを最後に、少子化が続いています。女性の社会進出、男性の家事・育児への参加、不況などさまざまな影響を受けて一人っ子の家庭が増えています。一人っ子が悪いということはありませんが、一人っ子の家庭と兄弟の多い家庭とでは自然と違いがでてきます。
我慢知らずだから我慢するのが苦手？
一人っ子の男の子の場合、ご両親もかわいさのあまり、なんでも欲しいものを与えてしまったり、やりたいことをやらせてしまったりすることがあります。このような場合、子どもは我慢することを知らずに育ってしまい、集団生活において、マイペースで通して周囲を困らせたり、将来困難な状況に遭遇した時に耐えることが苦手な子どもになってしまったりすることが心配の種です。
一人で過ごすことが多く友達をつくるのが苦手？
兄弟間でのコミュニケーションがないため、子どもの性格によっては集団生活が苦手な場合があるようです。もともと、一人で遊ぶことに慣れていて、集団生活を好まないという子どももいます。また、友達をつくるのが苦手だったり、けんかをしてしまった時にどうやって友達と仲直りしたらよいのか、わからなかったりということがしばしばあるようです。
親の愛情独り占めでなんでも人に頼ってしまう？
ご両親がいつでもそばで手助けしてしまうと、子どもはいつでもお父さん、お母さんが手伝ってくれると思ってしまいます。今では、男の子も新しい家庭を築くころには家事や育児をすることが必須になってきています。ご両親の愛情は大切ですが、過保護になりすぎると子どもの自立心を妨げてしまっているということもあるようです。
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一人っ子の男の子によくみられるよい傾向
一人っ子の子どもは、もちろんお父さん・お母さんの愛情を独り占めできます。経済的にも1人当たりの子どもにかけられる教育費やレジャー費用は、兄弟が多い家庭に比べると少し余裕がでてくることが多いです。兄弟間で比べられることもないので、マイペースで成長していきます。
兄弟間で争わないのでマイぺースで穏やか？
兄弟が多いと、常に争いごとが絶えません。食事の時でもほかの兄弟と料理の量を比べたり、自分より小さい兄弟がいれば、お兄さんのほうは我慢を強いられたりもしますよね。一人っ子だとその分、兄弟間で自己主張をする必要もなく、自分で好きなようにできるので、競争心もなく穏やかであるという傾向がみられる場合もあります。
一人の時間が多いので想像力が豊か？
一人っ子の男の子は、一人で考え事をしたり空想したりする時間が多いため、想像力が豊かになる傾向があります。女の子はおままごとを好んでしますが、男の子も戦隊ものなど、自分がヒーローになっている姿を想像したり、演じたりするのが大好きです。子どもといえども、一人で過ごす時間が十分にあるというのも大切なことですね。
一つのことに没頭できる集中力がある？
一人っ子の場合は、遊んでいる途中に小さい兄弟など邪魔者が入るということがないので、思う存分一つの遊びに集中できるというメリットがあります。積み木やパズルやお絵かき、電車遊びなど自分の好きなことに没頭することができるので、集中力が自然とつくようです。集中力は、学力向上や将来仕事をするうえでもきっと役に立ちます。
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