一番の対策は大人の連携
子どもたちの人間関係は大人の想像以上に複雑化しているので、子どもたちだけでは解決できないのがいじめの問題です。いじめられっ子にならないためには、そして、いじめられっ子になってしまったときはどうすればよいのか、対策範囲を家庭外へも広げましょう。周囲のパパ・ママとの連携で情報を集め、アクションを起こすことが最大の対策になります。
対策1.ママ友や地域の人との交流を大切に
ママ友からお子さまの学校での様子を聞いて、驚いた経験はありませんか。子どもたちの話をママや近所の先輩ママが伝えていくうちに、尾ひれがついてしまうこともありますが、火のないところに煙は立ちません。学校で悲しいことがあったとき、お子さまにとってパパやママに打ち明けるのは勇気のいることです。ママ友や地域の人との交流を深めて、お子さまのSOSを早めにキャッチしましょう。
対策2.今日の楽しい出来事を話し合う時間を作る
帰宅したお子さまに「お帰り!今日、楽しいことがあった?」と毎日聞きましょう。嫌なことではなく、楽しかったことを聞くのがコツです。嫌なことがあったら、お子さまの顔が曇ります。気がかりなことがあったら、少しずつ聞いてみましょう。
そして、先生に話したほうがいいことがあれば、その日のうちに連絡を取りましょう。翌日になると話がこじれたり、内容が不明瞭になったりします。
対策3.いじめられっ子になりそうな原因を取り除く
お子さまにいじめられっ子に共通する特徴があるようなら、それがいじめの原因となることをお子さまに伝えましょう。皆と同じことができないという能力的な問題の場合は解決が難しいので、学校の先生にも対応をお願いする必要があります。
いじめの原因を取り除くのは簡単ではありません。いじめられっ子にとってはつらくて悲しい時間が続くことは大きな負担なので、家庭でのサポートが必要不可欠です。
おわりに
お子さまの学校での様子は子どもたちから保護者の耳に入り、うわさとなって広がっていく可能性があります。また、地域によっては小学校から中学校への連携が強い場合があり、過去のいじめに関する情報を進学時に申し送りをしてくれる場合があります。
このような情報についてもママ友を通して伝達されていきます。情報網の構築はいじめ対策に有効なので、時間を作って大人同士の連携を深めてみてはいかがでしょうか。
ピックアップ
22歳と18歳の二人の子どものママです。その時にやりたいことを楽しんでやる、楽しい毎日を過ごしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。