入園予約制への期待と保育園不足の現状
入園予約制という制度自体は、今まであった多くの問題解決に向けて大きく一歩前進したといえます。しかし、保育園の絶対数が足りないという現実は何も変わっていません。予約制度を導入すると同時に、保育園の増設も行っていかなければ、根本的な問題解決にはならないのです。
入園予約制で早生まれのデメリットの解消が期待できる
やはり今まで圧倒的に不利であった早生まれの子をもつママたちからは、救済措置であるとの期待の声が高まっています。今までは、早生まれにならないように出産時期を逆算して妊娠を計画する働くママたちも多かったようです。今後、生まれ月による不公平さを感じずにすむというのは大きなメリットとなるでしょう。
保育園と保育士の数が足りていないという現状
入園予約制度への期待が高まる一方、問題もあります。そもそも保育園と保育士が不足しているという現状には変わりはないのです。保育園と保育士を増やすことをまず考えなければ、待機児童の解消という大きな問題はなかなか解消されません。入園予約制度の導入で満足をせず、さらなる改善に向けて進んでいってもらわなければなりません。
職場復帰への不安を解消できる仕組み作りを
認可保育園の入園予約制度。早生まれの子の救済措置や、待機児童解消のための取り組みとしての期待は高まっています。しかし、いまだ実際の運用や仕組み、どのように予約をするのかなど公になっていないことも多いのです。しっかりとした仕組み作りをして、少しでも問題解決に近づく制度としなければ働くママたちの不安はなかなか解消されないことでしょう。
おわりに
長い間、働くママたちの懸念材料であった、職場復帰への不安、そして早生まれの子に対する不公平さ。保育園の入園予約制度はこういった問題の解決につながるであろう期待感は高まります。一方、保育園の絶対数の問題など待機児童解消につながる解決しなければならないこともまだ残されています。安心して職場復帰できる運用が待たれます。
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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