産後クライシスを克服するには
お互いしてほしいことをはっきりという
もっとも重要なポイントはコミュニケーションです。はっきり表現する、といっても相手の気持ちを考慮せずにズバッといえばよいというわけではなく、相手の立場も配慮しながら、穏やかに伝えるようにします。女性は「体調も感情もつらいから、夫に察してほしい」と思うかもしれませんが、男性はそうした感情に疎いことが多いため、いってもらわないとわからないという人が多いようです。
感謝の気持ちを伝える
ただ無言で夫の関心を期待して裏切られ、腹を立てるよりも、建設的な方法はまず夫を褒めることによって、夫の自分に対する関心を引き出すということです。夫が家事を手伝ってくれたり、料理をしてくれたりしたときには目ざとく褒めてあげましょう。
女性はついつい夫ができていないところに目が向いてしまい、「どうしてこうしてくれないの?」「なぜここに気づいてくれないの?」と不満を感じるかもしれませんが、それを夫にぶつけてしまうと、「やっても、やらなくても同じ」とがっかりしてやる気を失ってしまいます。
自分に対して完璧を求めない
特に最初の子供を産んだお母さんは、育児も家事も夫に対しても100点満点を求めてしまう傾向がありますが、それだとどれも失敗し、自分を責めてしまうことになります。強い責任感を持って取り組むことも大事ですが、育児を夫婦で楽しもうという気持ちを持って、焦らず取り組みましょう。
おわりに
上にあげた三つの方法を試してもなかなか改善されなければ、実家を頼ることも最後の手段です。産後クライシスはあって当然で、この危機こそが夫婦の関係をさらに強めます。産後クライシスの時期に自分の気持ちを抑えて離婚になる前に、具体的な解決方法でこの問題に取り組み、夫婦で力を合わせて、この危機を乗り切りましょう。
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20代。B型。既婚。
一児の母。妊娠・出産に無知だったため、妊娠中は体重が23kgも増加、妊娠線もたくさんできました。
妊娠中に後悔した経験を活かし、妊娠中の注意点、妊娠中に必要な基礎知識の記事を担当。
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