学童保育にはデメリットもある?
親と子ども双方に多くのメリットがある学童保育ですが、デメリットも存在します。核家族や共働き世帯が増えたことで需要が高まり、地域によっては待機児童も出ている状況で、デメリットについてはあまり言われることはないかもしれませんが、幾つかありますので挙げていきます。
デメリット1:保育料の負担がある
学童保育の料金は、公営の場合は実費徴収の費用を合わせると月4,000から8,000円です。民営は運営母体により幅が大きく、月数千円から10万円程度かかるところまであります。公営は料金が安く人気があり、場合によっては定員オーバーで入れないこともあるため、民営に入れざるを得ず予想外の出費になることがあります。
デメリット2:集団生活を送ることのストレス
放課後、家に帰って自由に過ごす子がいる一方で、学童保育に通う子は集団生活ゆえのさまざまな規則や係活動などの縛りを受けることになります。子どもの性格によっては少なからぬストレスを感じることもあるでしょう。親としては子どもがより良い生活を送れるよう、その様子に注意したり、話を聞いてあげたりして子どもの状況を把握するようにしましょう。
デメリット3:体調不良時の対応がまちまち
学童保育にはまだ体調不良時のはっきりとしたマニュアルが存在せず、施設ごとにその対応が異なる状況があります。また大規模な施設で子どもの数に対して指導員の数が少ない場合、十分に目が行き届かないこともあります。子どもが高熱があるなどの明らかな症状がある場合は、たとえ親が仕事中であっても早急にお迎えに行かなくてはなりません。
デメリット4:保護者会への参加の負担
ほとんどの学童保育施設では、そこに通う子どもたちの保護者会(父母会)があり、定期的な会議や行事への参加を求められます。また役員なども持ち回りで担当しなくてはならないことが多く、家庭の事情によっては大きな負担になることがあります。シングルで子育てをしている人や、仕事が多忙で参加が難しいという場合は、無理をせずに前もって指導員に相談しておくとよいでしょう。
おわりに
学童保育は、現代の家庭事情を背景にして生まれたとても有益なシステムです。しかし利用希望者が増えるのと同時に、待機児童の問題や地域・施設によって子どもに対して指導員の数のバラつきや財政難などさまざまな問題もあります。「うちは学童を利用した方がいいのだろうか・・・」とお考えの方は、まずそのメリット・デメリットを知り、それぞれの家庭に合った方法で学童保育を活用していただききたいと思います。
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