健常児の親子からみたメリットデメリット
健常児とその親からみた、統合保育のメリット、デメリットにはどんなことが考えられるでしょうか。健常児にとっても注目すべきメリットがあります。子どもと親、それぞれの立場からみたメリット、デメリットをご紹介します。
健常児にとってのメリットとは?
小さいころからさまざまな友だちと接することで障がい児も友だちのひとりとしてとらえ、自分と友だちとの違いを理解しその違いを個性として尊重することで、将来的にも偏見を持たず思いやりを持って接することができるようになると考えられます。また、障がいに対しての理解を深め、いたわり、助け合うことを学ぶことができます。
健常児の親にとってのメリットとは?
言葉で説明するにはとても難しい障がい児との接し方や関わり方などについて、子どもたちは毎日の生活の中で自然と身に付け、考え、行動できるようになってくれます。そんな中、親はわが子が優しく障がい児に接する姿を身近にみる機会を得られて、優しい子どもに成長してくれたことへの喜びを感じられるかもしれません。
健常児にとってのデメリットとは?
子どもは正直にみたこと、感じたことを口にしてしまいがちです。悪気もなく言ったことが相手を傷つけてしまうなんてこともよくあります。もしその相手が障がい児だったらどうでしょう。まわりが過剰に反応して、必要以上に健常児が非難の的となってしまうことがあるかもしれません。また、保育士が障がい児にかかりきりになって健常児に手をかけられない状況になってしまう可能性もあります。
おわりに
統合保育の重要性について多くの人が理解しながらも、なかなか保育の現場では進まないのには、さまざまな理由があることがわかりました。しかし、まだ成長にあまり差がない未就学時期だからこそ、統合保育が有効なのではないでしょうか。
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小学生と高校生の2人の男の子の母です。海の近くに住んでいます。
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