【卒母】母親業を卒業?!あなたは子離れできますか?

卒母
あなたは「卒母」という言葉を聞いたことがありますか?漫画家の西原理恵子さんが「卒母」宣言されて注目を浴びましたね。西原さんが16年間描いていた子育て漫画の「毎日かあさん」の連載を終了するにあたり母親業を卒業しようと決心したそうです。
「卒母」とは一体どういう意味が込められているのでしょうか。今回は卒母のメリットから上手な卒母のポイントまで詳しくお話ししましょう。

「卒母」するメリットとは

子どもを見守る
卒母とは、母親の卒業を意味しています。卒母については賛否両論あり「母親に卒業はない」や「成長すれば自然と子どもの方から去っていく」という反対意見も多いです。たしかに今は「就職したら一人前」とはいかない世の中かもしれません。しかし卒母には母親業を卒業しにくい今だからこそのメリットがあります。

親が子離れを意識することができる

大学の入学式に親が出席することは過保護ではないのか?という意見は以前から少なからずあります。親の立場からいえば、何歳になっても子どもは子どもかもしれません。しかしいつまでも親が子どもを守っていくことはできません。親が常に子どもにくっついていたのでは、子どもは自立できない大人になってしまうでしょう。
卒母は、親が意識的に子離れするきっかけになります。大学を卒業しても経済的に自立が難しい世の中ですが、卒母宣言することで心だけは子離れする準備ができるのではないでしょうか。

「子どものため」という束縛から解放される

子育て中は、子どもを第一位優先にしてすべてのことを考えます。しかし卒母すれば、母親を卒業するため第一優先は自分です。卒母するまでは「子どものため」であれば、なんとしても頑張らなければならない義務感があったかもしれません。しかし卒母することで義務感から解放され、自分の人生を見直すことができるでしょう。母親道まっしぐらのときには自分の老後を考えず、子どもの教育に大金をつぎ込んでいた人が、卒母して冷静になったら自分の老後の資金が足りないことに気がつくということもあります。

子どもの自立をうながすことができる

卒母することで楽になるのは母親だけではありません。子どもが親離れしようと思っていても、親が子離れできなければ飛び立つ鳥の羽を踏んでいることと同じです。卒母のメリットは、子育てを卒業して一人の女性としての人生を歩むことのようにみえますが、実は子どもの自立をうながす効果も期待できます。

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卒母なんでもQ&A

卒母の疑問
卒母は、新たな人生が始まるかっこいい言葉に聞こえます。でも、子どもの成長には個人差があり、卒母するタイミングがわからないという声も多いです。
ここからは「卒母に興味はあるけれどもっと具体的に知りたい! 」という人の質問に答えます。

そもそも卒母は必要なこと?

卒母という言葉が紹介されたとき「母親を卒業する必要はない」という意見がありました。たしかに、親子の関係はずっと続きます。卒母は、親子の関係を切ることではなく、子どもが自立することを意味しています。最近は就職しても母親に起こしてもらい、身の回りの世話をしてもらう人がたくさんいます。親と子の距離がとても近く、物理的に離れるタイミングが減っているのです。卒母は、親と子の距離を年相応にする手段であり、親離れ子離れが難しい今だからこそ必要なことでしょう。

卒母はどのタイミングですればいい?

卒母で一番難しいことはタイミングでしょう。卒母のタイミングを決めるときにはポイントがあります。それは、自動的にやってくるタイミングにすることです。「就職したら」や「結婚したら」は、いつやってくるのかわかりません。大学卒業しても就職しない人はたくさんいます。結婚は適齢期になったらするものと考えている人は少ないでしょう。しかし「18歳」や「学生でなくなったら」というタイミングは、必ずやってきます。
卒母するタイミングは「18歳の誕生日」が一番いいときではないでしょうか。2022年4月からは成人年齢が18歳になります。大人の自覚を持たせるためにもありだと思います。

卒母は何をすればいい?

卒母は、宣言だけではありません。母親業を卒業するため、母親としてやっていたことをすべてやめます。例えば、朝起こすこと、弁当づくりはしません。そのかわり、子どもの生活について口出しすることもやめます。子どもの帰りが遅くてもおこらず、自分の責任で行動させましょう。
卒母したら自分のやりたいこと、幸せを感じることを見つけてください。子どもの夕飯を心配する必要もありませんから食事や旅行にも気兼ねなくいけます。

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