親にとってわが子はいくつになっても子どもです。子どもがしっかり成長できるか、困ったことはないか心配してしまいますよね。しかし、大きくなってからも子どもに干渉しすぎて、子どもが自立できないというケースがあります。子離れのとき期の目安はいつなのか、子離れするにはどうしたらいいか、子離れできない親の特徴などをまとめました。
子離れできない親!「ヘリコプターペアレント」ってなに?
諸外国では、子離れできない親のことをヘリコプターペアレントと呼んでいます。ヘリコプターのように子どもの周りを飛び回り、困ったことがあったらすぐに急降下して手を貸してしまうことから、この名前が付きました。子離れできない親の特徴についてまとめました。
子どもへの希望や考えを押し付ける
親なら子どもに将来こんな道を歩んでほしい、こうあってほしい、などの期待は持っているでしょう。しかし、考えを押し付けることは、子どもをコントロールしようという気持ちの表れです。親の意見を守らせることで正しい道を歩んでいると思わせてしまうのは、子どもの自主性を失う原因にもなります。道に迷ったときにはアドバイスをして、子ども自身が好きな道を歩めばいいのです。
距離が近すぎて先回りしてしまう
赤ちゃんの頃は、身の回りのことを全てやってあげないと生活ができません。どこに行くにもいつも一緒で危ないことからは守ってあげます。いつまでも仲がいいのは良いことですが、大きくなってからも、その距離を保とうとすると、子どもからうっとうしいと思われてしまいます。子どもが質問をうけているのに、子どもより先に答えてしまっていたら、要注意です。子離れできない親の特徴です。
独占欲が強くて子どものけんかにも介入する
独占欲が強い人は、子どもも独占して支配下に置いておきたいと思ってしまいます。子どものすることは全て把握しておきたいと思ったり、恋人ができたら嫉妬したりします。子どものけんかも自分の問題と錯覚し、子ども同士の問題にも関わらず、すぐに介入しようとします。子ども同士のトラブルは、仲裁に入る程度にとどめておきましょう。
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親が子離れをして子どもを自立させる
子どもはいつまでも子どもではありません。いつかは、親の元を離れて自立しなければいけません。親が子離れできないと、子どもも親離れができないのです。自立とは、ひとりで生活していく力です。子どもの成長に合わせた自立の手助けをしていきましょう。
子離れは家のお手伝いからはじめよう
お手伝いをすると「ありがとう」と感謝されます。家族の役に立っているという自信は、自立への一歩です。生活能力を付けることは、将来役に立ちますし、考える力にもなります。幼児、小学生、中学生、高校生と成長するにつれて、それぞれできるお手伝いをお願いするようにしましょう。それを見守るのも子離れへのステップです。
子どもは自分のものではないという意識
ママにとっておなかを痛めて産んだわが子は「目に入れても痛くない」という言葉がある通り、いとしいものです。大切に育てて、幸せになってほしいと願うあまり、過保護になってしまうケースもあります。子どもには、子どもの考えがあり、子どもの人生があります。親とは違う人間ですから、親の思っている通りに成長するわけではありません。
子どものフォローはどのくらいしたらいいの?
成長するにつれて、友達との関わりが増えて、親の知らない子どもの世界が増えていきます。どの程度干渉したらいいのか迷うところです。無関心では、自分のことなんてどうでもいいんだと思ってしまいますし、干渉しすぎては、うるさいと思われ距離を置かれてしまいます。思春期を迎えたら、親との関わりを避けたがる子どもが多いでしょう。そのときは「おはよう」「おやすみ」などのあいさつだけでも欠かさずするようにしましょう。
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3歳と1歳の男の子のママです。美容とハンドメイドが好きです。
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