普段の生活で最もマナーを問われるのが「食事」です。「お箸の握り方がおかしい」「クチャクチャと音を立てながらご飯を食べる」など、子どもの頃にある程度の習慣が身についていないと、大人になってから「マナーのなっていない人」と思われてしまいます。
小さい頃に教わったことは、大人になってもきちんと覚えています。完璧なマナーを身に着けておく必要はありませんが、ある程度教えておくことは親の務めです。今回は子どものうちから身につけておきたい基本的なマナーについてご紹介いたします。
まずは食事の時間と遊びの時間のON・OFFをつける
マナーといっても種類はさまざま。まずは食事と遊びの時間を区切ることを教えましょう。「ご飯の時間はおもちゃをいったん置くこと」「きちんと椅子に座って食べること」の2点を身に着けることがマナーを学ぶ第一歩。ご飯の時間はご飯、遊びの時間は遊び、と教えて「ながら食べ」はやめさせましょう。
ささいなことかもしれませんが、時間を分けることができないまま大人になると、スマートフォンやゲーム機をいじりながらご飯を食べることが当たり前になってしまいます。
レストランなどでときどき見かけることがありますが、第三者目線で見るとあまりお行儀のよいこととはいえませんね。時間のON・OFF、まずはここから始めてみましょう。
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2歳のうちに教えておくべきマナーは七つ!
一気にいろいろ教えても覚えられませんから、2歳になったらまず以下の七つのポイントをおさえておくようにしましょう。
1.「いただきます」「ごちそうさま」をマスター
食事の席に着き、なにもいわずにパクリ。これは他のどのようなことよりもマナー違反です。食べる前には「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」というあいさつは必ず教えましょう。もちろん、ただ「いいなさい」では子どももふに落ちません。
きちんと「これはご飯を作ってくれた人、そのもとの野菜やお肉を作ってくれた人に感謝するための言葉なんだよ。生命をいただいていることに感謝しようね」とあいさつをする意味も伝えてあげてください。
お父さんやお母さんも一緒に手を合わせて「いただきます」「ごちそうさま」をすると、子どももまねするので早く覚えられるかもしれませんね。
2.食事に集中することを学ぶ
子どものうちは食事中という短い時間もじっとしていることが難しいです。ある程度成長するまでは食事中にテレビを見ることは控えましょう。また、近くにおもちゃを置くこともNG。ご飯の時間は食べることに集中させましょう。
また、じっとしていることに我慢できず、立ち歩いてしまうこともしばしばあるかと思います。初めに「ご飯中は立ち歩いたりせずにきちんと座って食べようね」ということを伝えましょう。それでも立ち歩いてしまった場合、頭ごなしに怒るのではなく「次から頑張ろうね」と声をかけましょう。
いつもよりもじっとしていられる時間が長くなったと感じたときには、褒めてあげることが大切です。
3.きちんと口を閉じて食べられる量を学ばせる
一度に多くの量を頰張ってしまうと、口が閉じられなかったり、こぼしてしまったりすることがあります。口が閉じられないとクチャクチャと音がなり、周りの人は不快な思いをします。「音を立てて食べない」、「こぼさないように気を付ける」という2点を教えるようにしましょう。
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