まだ幼い子どもは歯磨きを嫌がることも多いですよね。子どもが嫌がって大泣きしているのに、無理やり歯磨きするのは心も痛みます。できればつらい思いはしたくない・させたくないけれど、子どもの大事な歯を守るためにも歯磨きは欠かせません。嫌がる子も多い歯磨き、1日に何回すればOKなのでしょうか。この記事では、子どもの歯磨きの回数やタイミングについて詳しく解説します。
寝る前だけは欠かせない!子どもの歯磨き
一般的に歯磨きは朝・昼・晩の3回しているという方が多いのではないかと思います。大人ならともかく、「嫌がる子どもに1日3回も歯磨きするのは大変」と頭を悩ませるパパ・ママもいるでしょう。できればきちんとしてあげたいところですが、それが難しい場合の歯磨きのタイミングをお伝えします。
大変でも夜寝る前だけは歯磨きしておきたい
朝・昼・晩の3回の中で最も大切なのが、夜寝る前の歯磨きです。普段、私たちの口の中の食べかすや細菌は、唾液が洗い流してくれています。起きている間はたっぷり分泌される唾液も、就寝中には減ってしまいます。虫歯や口臭の原因となる細菌は乾いた環境を好むため、口の中でどんどん細菌が増殖するのです。
細菌のエサとなる食べかすや汚れが残っていると、細菌の増殖を促してしまうことに。こうした事態を防ぐため、寝る前は丁寧に歯磨きをし、極力口の中に汚れを残さないようにする必要があるのです。
子どもの機嫌やパパ・ママの余裕も考慮
まだ子どもが歯磨きに慣れていない場合、泣いて嫌がることもよくあります。歯磨き慣らし期間の間は「1日3回してあげなきゃ」と頑張りすぎず、子どもが機嫌のいいときやパパ・ママに余裕があるときにするといいでしょう。パパ・ママに余裕がないときに歯磨きをして「動かないで!」など叱ってしまうと、「歯磨きは怖いものだ」と感じてしまう子どももいることでしょう。
朝や昼は余裕がなくても、夜は比較的落ち着いて歯磨きできる、という家庭は多いと思います。回数が少なくなってしまった分は、1回に時間をかけて丁寧に磨いてあげるといいですね。
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夜寝る前以外に起床後すぐも欠かせない
夜寝る前の歯磨きの重要性はすでにお伝えしました。このタイミング以外に大切なのは、起床後すぐの歯磨きです。先ほども少し触れましたが、寝ている間は口の中で細菌がどんどん増殖します。歯磨きをせずに朝ごはんを食べてしまうと、その細菌を体の中に入れてしまうことに。朝起きてすぐの口の中はネバネバして気持ちいいものではないですし、せめてうがいだけでもしておきたいですね。
もちろん、言うまでもなく食後の歯磨きも大切です。ただ、食後すぐは酸によって歯がもろくなっているので、優しいブラッシングを心がけましょう。
歯磨き粉は研磨剤を含まないものを選ぼう
ドラッグストアに行くと、いろいろな歯磨き粉が並んでいます。たくさんの選択肢の中でおすすめしたいのは、研磨剤が配合されていないものです。研磨剤はその名の通り、歯を削ってしまいます。歯の着色汚れなどを落とすことを目的に配合されていますが、特にまだデリケートな子どもの歯には使わない方が安心です。
また、発泡剤(泡立ちのもと)入りのものはしっかり泡立って、歯磨き後に爽快感をもたらしてくれますが、こちらも入っていないものを選んだ方がベター。泡が口の中に広がることで「ちゃんと磨けた」と思い込み、磨き残しがあるのに短時間で歯磨きを終えてしまうことがあるからです。
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台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
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